学会のpaperに対する査読

On 2009/1/29 木曜日, in anesthesia & critical care medicine, by bodyhacker

日本麻酔科学会は年に一度学術集会を開きます。会員ならだれでも演題を出すことができますが、それがすべて採択されるわけではありません。査読というステップがありその結果によっては発表を断られる場合もあります。

ぼくはこういった制度には反対なのですが、あえてこういった制度の効用を考えてみると

#1 訳のわからない演題を排除できる

#2 演題数を制限できるので密度の濃い議論が可能になる

#3 競争原理を持ち込むことで演題の質があがる

などあるのでしょうか

しかし少なくとも現行制度では#2は実現されていないような気はします。つまりそこまで演題を絞り込めていない。#3は比較の対象が無いのでよく解りません。

するとやっぱ#1ですか。抄録が日本語のまずさでぶちこわしになっているような演題もあるような気もします。ここら辺は何とかしないと…査読なしに会員は最低一つは演題を出せるような仕組みにするためには会員の質が十分に高くなっているという前提が必要なのかもしれません。

日本循環器学会など演題のタイトルはすべて英語ですがこれは英語で発表するのですかね。

JAMAに三回に分けて新しい臨床遺伝学による研究結果をどう解釈して臨床に役立てるかの基礎知識を解説するミニシリーズがありました。

How to Use an Article About Genetic Association

 A: Background Concepts

 B: Are the Results of the Study Valid?

 C: What Are the Results and Will They Help Me in Caring for My Patients?

いきなりHardy-Weinberg Equilibriumとか言われてもわかりませんよ普通は。こういったことの解説が載っています。

一番大切なのはその報告が正確なものかどうかをある程度自分で吟味して批判的に受容することのようです。何でもそうなのですが…

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