医学生の学力低下!?

今日から麻酔科のポリクリがスタートです。

医学生の学力が低下しているという議論があるそうです。(参照1, 参照2

少なくとも勤務先の学生を見ている限りぼくにはとうていそうは思えません。

質問しても少なくともぼくが医学生だったときよりまともな受け答えを今の学生の方がしていると思います。

また彼らは十分に礼儀正しくぼくの話もしっかり聴いてくれていると思っています。

授業中にも私語を交わしたり居眠りをしている学生を見かけることはありません。何よりちゃんと授業に出席している学生が大勢いることに感心します。ぼくは臨床講義の9割は欠席してそれで医学部を卒業して医者になりました。

また今の学生は医学の勉強以外の活動に熱心に取り組んでいると思います。

というわけでぼくは何の心配もしていません。

以上の議論は医学生についてです。大学院生についてはコメントはしません。

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行かないで

ぼくらの研究を助けてもらっていてjournal clubも一緒にしているH田さんと今日の夕方研究関連で議論をしました。ぼくが米国に帰って最終的に京大に移動してからですから本格的には8年くらいのおつきあいです。

久々にまとめていろんなことを話して気づいたら90分過ぎていました。至近距離にいろいろと相談できる同世代ーすみません。同世代ではないかもしれません。たぶん一般的にはそう言わないと思います。ーの研究者がいてよかったと思います。

出世されてどこか遠いところに行かれると困るな〜と実は思っています。でもいってしまうのだろうな…

「京大にHさんは必要です」(ぼく)

「ありがとうございます」(H田さん)

「H田さんみたいに優秀な人はいません。京大に残って頑張ってください」(ぼく)

「気持ちは分かるけど決めたので・・・」(H田さん)

なんてね。

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放射線読本

田崎晴明さんの『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』 という本が最近出版され新聞の書評でも取り上げられていました。(参照1, 参照2)

出版されたものと同じ内容のpdf fileが無料で公開されていてぼくはこちらを読みました。

漢字にはふりがなが振られていたりして高度な突っ込んだ内容が平易な語り口で記載さています。 よくもここまでと感心というか脱帽してしまう内容です。

しかし,この本を読んで内容が理解できる人はそもそもかなりの素養がある人たちではないかと思いました。

普通の人例えば家内などこの本を最後まで読み通せないと思います。

この内容はレベルで言えば放射線取扱主任者試験に匹敵すると思います。 確かに試験は計算問題があったり法律の問題があったりしますが,基本的には大学で学ぶ放射線医学の知識があればクリアできるものです。その意味ではこの本の内容はそのレベルに近いと思います。 ぼくは第一種放射線取扱主任者ですがこれを読んで知らない事はたくさんありました。

この本の内容を国民が理解するとすればFUKUSHIMA問題の日本でのimpactはだいぶ違ったものになると思います。

こういった類いの基本的な解説書は医学の分野でも必要だと思います。人体の基本的な成り立ちを解剖学,生理学,病理学の立場から解説する国民的な本があるとぼくら医者はとても助かります。昨今議論のある大学教育もこういった基本的な知識をまっとうに授ける方向性も模索してもらいたいと思います。

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