送り火が終わりました。
巷は厳しい残暑なのだそうですが、涼しいうちに病院に入ってしまい、日中はガンガンに効いている冷房のもと震えながら麻酔をしていますので本当に暑いのか良く分かりません。院内から眺める比叡山はもう秋の風情が漂っているのです。

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Expression of nuclear FIH independently predicts overall survival of clear cell renal cell carcinoma patients.

Eur J Cancer. 2010 Aug 13.

という論文がありました。
読む前から何が書いてあるかほぼ想像出来るような論文のタイトルですが読んでみたら予想通りでした。こううまく行くのでしょうか実際に。なにわともあれFIH-1の論文が増えることは良いことです。毎回確実に一回ぼくらの論文の引用回数が増えます。

週末に録画をしておいたNHK specialを二本見ました。
封印された原爆報告書」と「玉砕 隠された真実」です。

東大の初代の麻酔科の教授だった山村秀夫氏も原爆投下後の広島で原爆の忍耐への影響の調査にあたっていたのだそうです。テレビに出ていましたね。

なぜ貴重な資料が、被爆者のために活かされることなく、長年、封印されていたのか?

という問いかえがまず設定されていて薄っぺらい感じがしましたが映像とともに明らかにされる当時の原爆調査の実態の一旦には結構驚かされました。
旧日本陸軍の軍医が731部隊関連の取引の意味もあったのだと語っていたのが放送されたのにはびっくりしました。
「玉砕」にも考えさせられました。無能な指導者には従う必要はないのだという思いを確かにしました。

御大ブログもここに来て妙な展開となってきました。まるで遺言書みたいです。

来年の研究室閉鎖という大仕事がだんだん間近感が大きくなってきました。
ほんとに文字通りとんでもない大仕事だと言うこともだんだん実感してきました。
閉鎖といってもあるものを整理しなければなりません。もちろん皆さんのそれぞれの身の振り方も。学位だって。これが大変。論文も数限りなくといいたいくらい書かねばなりません。

(参照)

とか本当に見にしみてきます。ラボを閉めるって続けるよりエネルギーがいるんだろうなと想像しています。論文も今書いているのをいれてあと10は書かねばラボを閉められません。時間があればな〜。

自分にあるとおもうもので価値があると思うものの大半は他人にはどうでもいいことなのです。いわゆるプライドも捨てて、そのうえで残った自分が学問と相対するとどうなるのか、こんな風に考えたらいいのでは。有名高校をでて東大のようなどこかの大学のどこかの研究科を出てどこかの有名研究室をでても、たぶんそれ自体は他人が聞いて無価値なものですね。自分が所有したもので価値のあるものは自分のファーストネームくらいでしょ。それすらまともに発音してくれないかも。そんなファーストネームしかない人間が、どんな言葉と行動で周囲の相手に記憶されるか、このあたりが若い時代の掛け値のない存在なのでしょうか。
焦る必要はありません。

 (参照)

これもまるっきり遺言ですね。

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百万遍の「華祥」が田中里ノ内で新装オープンのようです。

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