銅鉄実験だって実験だ!!

On 2014/11/13 木曜日, in hypoxia reseacrh, by bodyhacker

昨晩から急に冷えこみました。

職場は淀川の左岸に川に沿って二つの13階の建物に分かれて立っています。

大阪湾に近い方(写真の左)が病院でもう一方は大学です。3階に渡り廊下があって建物の間を進むと淀川の河畔にでることができます。

京阪本線の枚方市駅から歩いて5分もしないうちにこの渡り廊下には到達するのですが冬に渡り廊下に近づくと風が強くなってくるのが体感として解ります。

川面から吹く風が建物で遮られて行き場をなくして渡り廊下のある空間から駅の方向に(写真の手前方向に)吹き抜けるのです。

カメラロール-3501


論文のコレスポンディングオーサーがGmailアドレスを使うのはOK? 所属機関アドレスを使う著者は2010年時点で全体の75%まで減少」というタイトルの記事を読みました。

Do researchers provide public or institutional E-mail accounts as correspondence E-mails in scientific articles? というタイトルの論文の紹介記事です。

論文の投稿に際してコレスポンディングオーサーが使うmail accountがgmailやyahooのaccoutである場合がありますがそれってどうなのという話です。

2000年の時点では、高引用・低引用論文とも所属機関アドレスが約97%を占め、一般プロバイダのアドレスは2~3%に留まっていたのに対し、2010年にはともに所属機関アドレスが約75%、一般プロバイダのアドレスが約25%と比率が大きく変化

したのだそうです。

永久就職先が決まらない若い研究者にとってみたら所属機関アドレスの使用を強要されると困った事態が生じる場合があります。

職場を変わるとmailが届かなくなる場合があるのです。 研究機関が退職した職員のmail accountをずっと保持してくれる場合はそう多くありません。

そうなると自衛手段としてgmailやyahooのものを使うということも一つの選択となります。


ぼくはといえば、1999年くらいまでは@kuhp.kyoto-u.ac.jpのアカウントを使っていたのですが留学した時点で@mac.comのものを使うようになりました。(これより以前は@virus.kyoto-u.ac.jpというのを使っていましたが論文のコレスポンディングオーサーにはなったことがなかったので問題は生じませんでした)

Johns Hopkins Univで取得したメアド(@jhmi.eduのもの)は公式には使った事はありませんでした。

産業技術総合研究所に就職した時に産業技術総合研究所のアドレス(@aist.go.jp)をもらいましたがこれも事務とのやりとりに使っただけで論文の連絡先にはしたことはありませんでした。

その後北野病院を経て京大にもどっても論文の連絡先はづっと@mac.comです。

産業技術総合研究所と北野病院に在職中は正式には京大病院の構成員ではなかったので@kuhp.kyoto-u.ac.jpのアドレスを使う権利はなかったような気もしましたが非常勤講師はしていたしなんとか頼んで有効のままにしてもらっていました。

昨年の3月に退職して今の職場に移ってしばらくは@kuhp.kyoto-u.ac.jpのアドレスは使えていたのですが先日このアカウントが停止されていることに気付きました。 @kuhp.kyoto-u.ac.jpはgoogleにホストしてもらっているはずですが、googleがこのアカウントは停止されているよというのです。

また某氏の嫌がらせかと思ったのですが気を取り直して京大病院の医療情報部に電話をしてみると7月くらいに一度在職者リストとの照合を行って非在職と確認されたアカウントに確認のmailを送ったのだがそれに対する反応がなかったので一時的にアカウントを止めていたということで直ぐに復活していただきました。

担当者としては当然のことをしただけなのでした。

いまの職場だっていたいだけいられる保証はないしここのメアド(@hirakata.kmu.ac.jp)は大学当局とのやりとりだけに使って対外的には使っていません。

出身大学なりが一生使える同窓生用のメアドを出してくれたりするとこういう問題は解決できるかもしれません。

またこういうこともあろうかとぼくは@umin.ac.jpにもアカウントを持っています。 研究機関や学会に所属している限りこのアカウントは有効なはずです。


自分でドメインを取得すればgoogleがそれをホストしてくれるサービスがあります。 @hypoxia.jpとか@anesthesiology.jpとかのメアドならどんなuser名のものでもぼくの最良で出せますがさすがに「怪しい」感じが自分でもするので論文の連絡先などには使っていません。

という訳で皆さんどうしているのでしょうか。

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火曜日に岩田健太郎さんの



というブログエントリーについてのtweetをきっかっけにちょっとしたネットでの騒ぎがあったようです。(参照

家内の父親 (ぼくにとっては義父ですね)は18年も前に胃がんで亡くなりました。 自分の同級生の開業医に半年以上胃炎として治療を受けていたのですが実は当時の分類でボールマンIV型の進行胃がんでした。 胃全摘を受けたのですがそれから一年ほどで亡くなってしまいました。 当時勤務していた病院の外科の部長に話をしたら「そりゃ外科医としては先生(ぼくのこと)みたいな人がいたら話が早くて手間が省けるよ」といわれました。肉親だと医療関係であっても「冷静な判断」はできないしそうでない場合はどんなに知的な職業の人(理系の大学教授など)にいくら丁寧に説明をしても癌は手術したら「直る」と思う人がほとんどなんだよということでした。

つまり例えば胃がんだったら「胃を全摘する」のだから癌は根治されるのだと多くの人は思うのだと。スキルスが手術で治ると思うとか、まさか患者とか家族はそんなバカじゃないだろうと反論すると実際はそうなんだよということでした。

家内が下の子を妊娠していて移動が大変だったし自分が大学院生だったということもあり上の子を連れて結構な頻度病院を訪れてその度に主治医の外科医から話を聴いて義母や家内の兄にぼくから義父の病状などの説明などをしていました。 葬式の際も大丸で商品券買って主治医の処にぼくが出かけました。

情報があふれている現代でも、根治が目的でなくqualiy of lifeを上げるために抗がん剤を用いて化学療法をする場合があるのだといわれても本当の意味では理解できていない人はいると思っています。


研究の中に銅鉄実験といわれる種類のものがあります。(参照 この解説自体悪意がありますよね)

意識の高い研究者にはバカにされている実験です。(ちなみにこの意識の高い人の最高傑作ってなんなんだろう)

でもたぶん



も銅鉄実験ですよね。

だってこの人達がiPS細胞をつくる技術を開発したわけでなく「正常な」人の細胞でiPS cellがつくれるのだから「早老症」の患者から作ったという意味でまさに文字通りの根本的な銅鉄実験でしょうこれって。

京都市にある某国立大学で学位講演会の際に質問に事欠いて「あなたの実験は銅鉄実験だと思うけどどんな医学的な意味があるのか」などと発現する教授がいましたけどなんなんでしょうねこういう人って。

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【追記】紹介した研究が銅鉄実験を含んでいるからといって価値がないと主張するつもりはまったくありません。ただ単にそうだと言っているだけです。誤解しないでください。

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