「かくかくしかじか」を読んで…

On 2014/12/13 土曜日, in hypoxia reseacrh, by bodyhacker

選挙です。

「景気」がキーワードの一つになっていますが、大学を卒業して以来景気を実感したことがありません。

これが外来で患者さんを相手にしているとそうでもないのでしょうが手術室で患者さんの麻酔をかけるのが商売です。 いわゆるバブルの時も何の恩恵というか影響も受けなかったし、失われた20年にも全くといって影響は受けませんでした。とにかく手術室で手術を受ける患者さんの数はうなぎ登りで以前なら局所麻酔下で行われた手術でも全身麻酔を希望する患者さんと外科系医師のおかげで麻酔の注文は増えてきました。

デフレでモノが安くて何の問題も無い生活を送ってきたのでづっとこれが続けばいいのにとさえ思っていました。

最近もクレジットカードの請求を見てびっくり。我が家は全然お金を使っていないのです。

 

なのでぼくは個人的には「景気」には何の関心もありません。

でも、ぼくは自由民主党の憲法草案には賛成できませんし安倍内閣が必要以上に日本に影響力を持つのはよくないと思っています。

 


東村アキコさんという漫画家がいます。(参照)

ぼくは特に熱心な彼女の読者ではなくモーニングに連載されていた「ひまわりっ ~健一レジェンド~」「主に泣いてます」や「メロポンだし!」をフォローしていたくらいの読者でした。

先生には「かくかくしかじか」というタイトルの自伝マンガがあり現在も連載は続いているのですが偶然単行本化されたものを読んでびっくりしました。

かくかくしかじか 1

かくかくしかじか 2

かくかくしかじか 3

かくかくしかじか 4

多くのマンガ家がそうであるようにこの人はいわゆる天才です。 天才が常に自分を語るとは限りませんが先生はそうではありません。

その東村先生が日経に登場しました。

能年玲奈主演で公開される映画版「海月姫」のプロモーションの一環 でだと思います。(参照:“弱者”の強さ描きたい オタクが文化を生んでいる 漫画家 東村アキコさん“)

基本的には先生へのインタビューを文化部の瀬崎久見子記者がまとめたものなので先生が話したそのままなのかは不明なのですが十分大物感漂う感じだし一枚だけ使われている写真もどうながめても新興宗教の教祖風で好感が持てます。

以下すこし引用してみます。

実はデザイナーに限らず、私も含めてクリエーターは皆、オタクで、マニアックな趣味があって、何かしらコンプレックスを抱えているんだと思う。

基礎医学研究者も基本的には何らかのコンプレックスを抱えて生きています。

いろいろな媒体に作品を発表しているが、私は自分を少女漫画家だと自覚しているし、少女漫画が最も上質な読み物だと信じている。少女漫画誌は(少年漫画誌ほど)アンケート主義ではなく、自由に描けるし、良いものを作ろうという意識も高い。 少女漫画とは私にとって、現実に足の裏をしっかりとつけながら、最大限の夢を見せる、そのギリギリのラインで勝負するもの。私と同世代は、紙の本で夢を見て、人として育まれた最後の世代だと思うのだが、彼女たちが喜んで悶絶(もんぜつ)するような、テンションの高い漫画を描くことに、残りの漫画家生命を使うつもりです。

ぼくにとっての研究は、神の摂理を分節化・異化して世間に提示するという行為に他なりません。自分の研究成果で他人の世界観といっても自然観ですけどを変革するということが目標です。なのでどれだけ他人に影響を与えたかを常に気にしています。それがぼくが論文の被引用回数に拘る理由です。

条件が許せば残り僅かな研究者人生で今考えているいくつかのプロジェクトを完遂して世に問いたいと思っています。

その為には老眼にむち打って自らピペットを握って実験をやっていきたい。

 

という訳で「かくかくしかじか」を読んで見てください。 Kindle版もあります。ぼくはKindle版です。

かくかくしかじか 1 かくかくしかじか 2 かくかくしかじか 3 (愛蔵版コミックス) かくかくしかじか 4 (愛蔵版コミックス)

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