某論文のrevision終わって再投稿しました。誰かの学位が掛かっているというようなのと違うので気長にいきます。
別の論文取りあえず完成したので英文校正に出しました。
別の論文に取りかかります。英語がヘタなのでちょっと時間がかかるかもしれませんがどんなに遅くとも7月になるということはないと思います。
このペースで行くと紅葉の季節までには予定が達成できそうです。
そしたら…
海よりもまだ深く
昨日映画を観ました。いつもの通りに家内とです。彼女は週に一回は映画観てると思いますがぼくはそうそう映画ばかり観ている訳にはいかないので久しぶりです。
家内のリクエストで是枝裕和さんの「海よりもまだ深く」にしました。 ぼくは広瀬すずさん主演のかるたの映画を観たかったのですが …
大阪駅の映画館だったのですが観客の平均年齢が多分65歳は越えていたと思います。五六人のグループの老人がたくさんいらっしゃいました。
あらすじはここからどうぞ。
なりたかった大人に なれなかった人に
贈る映画だそうです。「東京タラレバ親父」です。
ちょっとベタすぎるだろうというくらいの演技が各俳優から繰り出され軽い笑いで会場が満ちていき、ドラマの進行に引き込まれていきます。
競輪のシーン、野球で三振した息子をみて「フォアボールを狙っていたんだ」とつぶやくシーン、母親の貯金をお約束の通りに探すシーン、宝くじが台風で地面に散らばってしまうシーンとか全部ベタな芝居なのですがまったくイヤミがない。
とにかく主人公を演じる阿部寛が好演です。ほんとダメな大人の権化みたいな素晴らしい演技でした。
歩く後ろ姿までダメな感じがにじみ出てますよね。
彼は作家になろうとして、こんなデス・スパイラルに完全にはまり込んでいます。
博士課程に進学するということ pic.twitter.com/1C43XmI1WN
— ねこがた (@Cat_type_)
何にもシリアスなことが起こらない映画なのですが観ていると「これでいいのだ」と言われているような気持ちになってきます。
映画の後、家内に「あんたーぼくのことですーなんの取り柄もないけどどうなんかね」と言われたくらいですから家内も同じ事を考えていたのでしょう。
この映画は「団地」がもう一つのテーマです。 団地って都会にしかないのでぼくのような田舎者にとってはピンとこないところがあります。
団地のなかで「どこそこ棟の〇〇号室」と聞くだけで、賃貸の部屋か、分譲の家か理解してしまう箇所があります。 橋爪功演じる老人の家は「分譲」なのです。 ここら辺の感覚はぼくには解らんな。
「滝山コミューン一九七四 」
「団地の空間政治学」
「団地の時代」
などは読みました。
団地の人間関係が重要な役割を果たしています。
タイトル「海よりもまだ深く」はテレサ・テンの歌の歌詞に由来するのだそうです。
映画中にもラジオから流れます。 歌詞がこの映画の主人公と別れた妻の心情をうまくあらわしていて感動を誘います。
時間があれば映画館に出かけてくださいませ。多分空いています。
ちょっと前にこれまた家内と観た、「リップヴァンウィンクルの花嫁」はこれは一回観ただけではちょっと全貌が解りにいところがあったのですがこっちは大丈夫。
予告編からして難解ですよね。
河よりも長くゆるやかに
走ってきました
淀川もここまでくるとゆったりと流れてます