今日と朝から雨で途中には大粒なミゾレになっていましたので朝まで冷えるとたぶん真っ白に鳴っていると思います。かなり冷えています。

システムバイオロジー (現代生物科学入門 第8巻)

岩波書店の現代生物学入門シリーズの一冊ですー他は読んでいません-

序文にも書いてある様に一口にシステムバイオロジー-英語ではsystems biology-といってもシステムをどう考えるかでいろんな切り口が考えられます。

細胞だってシステムだろうし、臓器、個体はシステムである。循環器系とか神経系とかいうククリもある。公衆衛生的にはヒトの集団も立派なシステムだ。

この本の守備範囲は細胞以上個体未満である。

4章立てでそれぞれ一章から順に”反応拡散系による位置情報の形成”(近藤滋氏)、”生命システムの設計原理としてのシステムバイオロジー”(北野宏明氏)、”複雑系生物学――ゆらぎ,安定性,可塑性と適応,進化,発生”(金子邦彦氏)、”生命現象の動的特性――生化学反応ネットワークの安定性と振動”(黒田真也氏)が続く構成になっている。

第一章を読んでさっそく目からウロコがとれて第三章、第四章はと進み自分なりのイメージが形成されたような気がします。数式が出てくるのだがあまり気にならない。ーでもやっぱり読者を想定すれば極力数式をなくする努力はしてもらいたかったー
やっぱり生命とは何か―複雑系生命論序説
は難しいですよ。

第二章はよくまとまっているが同じ考えは他の出版物でも繰り返し記述されているので特別に新鮮味はなかった。蝶ネクタイ型構造に似ても同じ。

でもはじめて読む人にはすごくわかりやすい総説になっていると思います。

途中にHIFの記述がある。

わざわざ”HIF-1aの活性化”と書いてあるのだがHIF-1の活性化と分けてどういうふうに活性化を検出するのでしょうかね。もしかしたら蛋白質の細胞内蓄積量の増加を”活性化”と呼んでいるのでしょうかーまさかとは思うのですがー

ここら辺はぼくにはよく解りませんでした。

また取り上げられている”現象”(63ページ)って証明されたことがあるのでしょうか。この論文をクリアに証明した論文があれば示してもらうと助かったのに。こんな話もあるのでここで紹介されている”現象”はすこし単純化されすぎているような気もします。

メタボロームとか時計の話しがあればさらに良かった。

値段が高いですよね。仕方ないかバカ売れするとは思えないし。でも一押しです。

システムバイオロジー (現代生物科学入門 第8巻)

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