Apple IDのパスワードリセットの顛末
いつもApple製品をご利用いただきありがとうございます。
ご利用のApple IDが無断で使用された可能性があります。セキュリティ保護のため、古いパスワードを無効にさせていただきました。できるだけ早く新しいパスワードをリセットしてください。
という内容を含んだ「Apple ID保護のためパスワードのリセットが必要です」というタイトルのmailが水曜日の22:55に送られてきました。
最初これはfishingだろうと思いました。 その後,iCouldにiMac, iPhone, iPad, MBAからアクセスができなくなっているのを確認するに及びパスワードがリセットされたことは本当なんだと悟りました。
@mac.comのアカウントを使ったmailのやりとりはできる事は確認できたので妙だなとは思っていました。 (XX@mac.comはぼくのApple IDであると同時にmail accountでありぼくが同じパスワードで管理していただけで実は別物である事が後にわかりました)
仕方ないのでmailに書かれているurlへのアクセスを試みてパスワードの再設定を試みました。
二つの方法が提示されていました。
一つ目は「修復用mailアカウント」にmailが送られてそこに記載されているurlからからたどる方法。二つ目は「秘密の質問」に答えてそこから進む方法です。
「修復用mailアカウント」を利用する方法を選択したのですがmailがぼくに届きません。「修復用mailアカウント」を設定していなかった可能性がありました。次に「秘密の質問」に答えて進む方法を試しましたが,「はじめて飼ったペットの名前は」と問われてもそんな質問にどんな「答え」を設定していたか皆目検討が尽きません。何度か試しているうちに規定の回数をオーバーしてその日は”the end”です。
翌日Appleに電話しました。
はじめApple Storeの番号にかけたのですがApple Careにかけ直すように言われてそうしました。
関連製品としてiPadを選ぶとオペレーターに繋がりました。まず製品のシリアル番号を聞かれたのでそんな話しじゃないのだよとはおもったのですが素直にiPadのシリアル番号を伝えました。電話で文字列を確認する場合にLondonのLですねとかParisのPですねとかそういった言い方をよくしますがこのオペレーターは明らかにこの種の確認に不慣れでした。Qを9といってぼくに「違いますquestionのQです」と訂正される始末です。 経緯を話すとそのオペレーターでは対応ができないということで専門部署に廻ることになりました。この際,さもclaimerっぽく毒づいてしまいました。
廻された専門部署のオペレーターは推定声年齢25歳くらいの素晴らしく可愛い声の持ち主でした。 「もうだめなんでしょうか」というようなぼくの泣き言にも「たいじょうぶです」という言葉で神対応をしてくれます。
結局,appleが持つぼくの個人情報に基づいた質問をいくつかされそれに答えたあとぼくのApple IDと紐付けされたiphoneとかiPadに向けてAppleからネットを介して認証用の文字列が送られそれを受信したぼくが文字列をAppleに伝えるというプロセスを経て「個人認証完了」としてもらいました。 認証用の文字列を伝えると「おめでとうございました」と声を掛けてもらいました。どこまでも神対応です。
ホント救われたような気持ちになったのが不思議でした。そもそもAppleが勝手にぼくのアカウントのパスワードをリセットしたのが原因なのですが…
個人認証が終わった後Appleからぼく宛てにmailを送ってもらう事になったのですがはじめに「修復用mailアカウント」での方法に失敗していたぼくは「それでうまくいかなかったらどうするのか」質問してしまいました。この時も「それでもたいじょうぶです」という暖かいお言葉。 結局ぼくが使っている三つのアカウントにmailを投げてもらう事になりました。ぼくのApple IDがその時点で凍結されていたので24時間の期間をおいて後mailがぼくに届く仕組みとなっていると説明されました。
待つこと24時間。確かにmailが届きApple IDのパスワードの再設定に成功しました。オペレーターさんありがとうございました。無事ぼくは復活しました。
その後調べてみると「修復用mailアカウント」の設定を見たら以前使っていた無効なメアドが記載されていました。何度mail送信してもぼくに届かないわけです。
しかしいまだに「秘密の質問」のリセットに成功していません。
Apple IDとGoogleのアカウントはぼくの生命線です。iCloudでの同期がdevice間で取れないと大変困るのです。
presentationの技法
Natureに”Presentations: Pressure to perform“と題するessayが掲載されています。
研究者が行うpresentationのtipsが述べられています。 目新しさは感じませんでした。それもそもはず諏訪邦夫先生のブルーバックスの一冊「発表の技法―計画の立て方からパソコン利用法まで」にすでに書かれていることばかりが内容だったからです。恐るべき先見性。この本1995年の出版ですよ。”PowerPoint”ってこの時まだ無かったはずです。もちろん”Keynote”もありませんでした。Persuationというソフトはありましたけど。(参照)
予行演習をしっかり行えば時間管理も成功するというより失敗しません。口に出して話すことにより言いにくい言葉を他の同じ意味の自分にとって言いやすい言葉に変えたりもできます。予行演習は重要です。 講演の朝蒲団の中でスライドを頭の中で繰りながら声に出して講演を空でできれば原稿も何も無しで話すことが可能です。
また1時間をいっぱいいっぱい使うのは困ります。1時間の講演なら45分で話し終わり残りの15分は質疑応答にあててください。わざわざ会場に運んでくれた聴衆でどれだけ内容が伝わったかはどれだけ質問がでるかである程度推定できます。
こうしてみると結構高名な先生の講演も実は欠陥が多いことに気づくことはあります。このような場合「有名人」本人が眼の前で話していることが重要な場合もあるのだと思います。
某麻酔科学会クラスで毎年登壇する先生方もご自分のプレゼンテーションを見直してみては如何でしょうか?なんて自分を棚に上げています。
とにかく最優秀演題賞をとってください。