今日は朝から日当直です。
大学に来て論文を投稿してお昼前に手術室で働きました。
台風で朝から大雨のハズが17時現在強風なものの雨は一滴も降ってきていません。
とはいえ救急外来を訪れる患者さんは大分少なそうです。
NX-521236号
NASAの無人土星探索機 Cassini (カッシーニ)が20年の任務の最後のミッションである「グランドフィナーレ」を2017/9/14の午前5時前(カルフォルニア時間)に終えたそうです。”Cassini is now part of the planet it studied”つまり土星の大気圏に突入して燃え尽きたのだそうです。
「グランドフィナーレ」の最後の最後までCassiniはdataを送り続けたいたそうで最後の写真がこれです。
This is the final photo Cassini took, in black and white and in natural color, via @CassiniSaturn https://t.co/9M0EjIKjS6 pic.twitter.com/1jzzH901oy
— NYT Science (@NYTScience)
Earth received @CassiniSaturn’s final signal at 7:55am ET. Cassini is now part of the planet it studied. Thanks for the science #GrandFinale pic.twitter.com/YfSTeeqbz1
— NASA (@NASA)
Every time we see Saturn in the night sky, we’ll remember. We’ll smile. And we’ll want to go back. #GrandFinale #GoodbyeCassini #Cassini pic.twitter.com/6tzJ4N9Jif
— CassiniSaturn (@CassiniSaturn)
この話を見聞きしてちょっとセンチメンタルになって,連載漫画のエピソードを思い出しました。
山下和美さんの連載に「不思議な少年」というシリーズがあります。
時間と空間を自由に行ききできる「不思議な少年」が登場するそれぞれ独立なエピソード集で単行本は現在9巻まで出版されています。
その第6巻の冒頭のエピソードは「NX-521236号」です。
時はAD2100年です。
人類は太陽系外惑星のテラフォーミングというプロジェクトに着手します。1000年もかかる長期プロジェクトです。 地球から1000光年離れた第二七惑星系の三つの惑星を人類が居住できる環境に作り変えるというのがテラフォーミングプロジェクトです。 その担い手は100万体の人型NX型ロボットです。 その中の一体がNX-521236号です。ロボット開発担当のサンドラはNX-521236号だけを特別な仕様としたという設定になっています。つまりNX-521236号だけは仲間と交信をして,解析して地球に結果を送り届ける任務のため壊れない仕様にしたというのです。NX-521236号はその証としてサンドラから宇宙船の乗り込み前に毛糸の帽子を出発に前に被せされたのです。 そして1000年経ってAD3100年テラフォーミングというプロジェクトは完成します。NX型ロボットはそれまでに自らの任務を完遂するタメに自爆したり壊れたりしてとうとうNX-521236号一体だけが残りました。NX-521236号の任務は完了という訳です。この時点でNX-521236号は自爆する仕様となっています。
ここでNX-521236号に声が聞こえます。 1000年前にサンドラが彼に向けた言葉が今聞こえているのです。
「NX-521236号 521236 聞こえる? 私よサンドラよ 聞こえる?」
「サンドラ サンドラ僕だよ。 聞こえるよサンドラ!!」
「今地球はあなたたちが旅立った直後の西暦2100年。
このメッセージが1000光年の先のあなたの元に届くのは西暦3100年 ちょうどテラフォーミングが完成した頃ね
よく頑張りましたNX-521236 ご褒美をあげたいけど このメッセージが届く頃には私はとうに「壊れている」わ…
でも私は満足よ 人類の未来に貢献できたんですもの
私はあなたを誇りにおもうわ じゃあね」
その後「不思議な少年」の介入である出来事が起こります。 御自分で読んでください。
とても感動的なエピソードで「不思議な少年」でベスト5には入るエピソードです。
よく頑張りました ご褒美をあげたい といってくれる人がいたらいいなと思いますが言ってほしい人はもう死んじゃったし。
ぼくはコミックス版とKindle版の両方を持っています。