大学院コースセミナーの憂鬱

On 2013/1/30 水曜日, in book, hypoxia reseacrh, Lifehacking, by bodyhacker

すっかり間が空きましたね。とち狂っていたとか身体的な病気だったというわけでなくさぼっていただけです。

某論文の”discussion”が一応最後まで書けたのですこしホッとして精神的な余裕ができたので久しぶりにと思いました。

 

大学院コースセミナーの憂鬱

来月になると一番怖れている大学院コースセミナーがあります。これは以前にもしたのですがすごく緊張します。自分の大学の大学院生の前で英語で1時間は拷問です。せっかくの「尊敬」などがヘタな英語へ地に落ちてしまう可能性を秘めているます。しかも今回は「ガン」のコースでタイトルが”Critical involvement of hypoxia-inducible factor in Cancer Progression”。興味を持っても学生さん以外は絶対に来ないでください。ぼくタダの極東の一麻酔科医ですよ。

しかしこのセミナー教員でもやっていない人がいるようです。どういうことなんでしょうか。腹が立ちます。助教でも教員なんだから全員やれば良いと思います。

ちょっと気の利いた話をしようと”The EMPEROR OF ALL MALADIES-A biology of cancer“と”The Immortal Life of Henrietta Lacksを読み返したりし始めてまたまたどつぼりかけています。

HeLa本には邦訳があります。「不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生

The EMPEROR OF ALL MALADIES-A biology of cancer“は名著なのでガン研究者は一回は読んでおくのが身だしなみというものだと思います。でもたぶんどなたかが訳しているとも思います。

 

こう書くのですがうまくやってやろうというささやかな野望は持っています。といいつつコケたらどうしようかと考えるとやっぱり憂鬱だ。

 

ホラ吹きは成功のはじまり

「デキるふり」からはじめなさい 本屋で見かけてつい買って読んでしまいました。

「デキるふり」なら今日からできる

はじめからスゴい人などどこにもいない。どんな偉人だって、最初は背伸びをしていたものなのだ。デキる人になるためのいちばんシンプルな方法は「デキるふり」からはじめること。自分の尊敬する人のマネをしているうちに、いつしかそれは「本物」になっていく。本書では、デキるふりをするノウハウとともに、多くのエグゼクティブと接してきた著者が実践してきた「デキるふり」を披露。デキる人もモテる人も頭のいい人もすべて「ふり」から始まった。成長したいならまず背伸びをすることだ。少し枠をはみ出さないと現状は何も変わらない。今日から猫背はやめて、胸をはろう。まずは「デキるふり」からはじめよう。

かたち」から入るのも一つの方法です。「デキる」研究者になるために,iPhone, iPadはもちろんとしてプレゼンテーションはMacBookでキメてみてはどうでしょうか? 「おっ, iPadか」と思っていたらプレゼンテーションはWindow machineでPowerPointというのはどうもいただけません。どうせならiPadのままでやってみてください。

ぼくも明日から「デキる」ふりを演じてみようかと思っています。

この「デキふり本」,54個の箴言で構成されているのですがNo.1は「自分の師匠を見つける」です。誰か見つけてまねする事から始めてみるというわけです。

論文

一月になって論文が二つアクセプトされました。今年が「当たり年」になると良いです。

 

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もう春です

 

デスフルレンのセミナー

月曜日に札幌医大の麻酔科の平田直之先生の講演会が京大病院でありました。テーマは「デスフルレン」でした。昨年の臨床麻酔科学会のシンポジウムでの講演を聞いておもしろかったのでお願いしました。質問もけっこうたくさん出てよい講演会でした。質問が出ないと味気ないし全然おもしろくありませんよ講演会は。

平田先生はるばるありがとうございました。


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昨日当直でした。

気を遣う緊急手術が夜中まであり疲れました。
いつもと違い手術室が暑く疲弊しました。

昨日GLSがNHKの出演したようです。

立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む
これって文藝春秋で連載していた奴ですよね。なら出ると思いました。ぼくはちょうどgraftのput-inでテレビを観ることはできませんでした。

さて

なぜ「科学」はウソをつくのかという本を土曜日に梅田で買って電車で読みました。

何冊かはitunes storeで売られていることからわかるように竹内薫さんの著作は、話し言葉でも通用するような流れるような文章で書かれているのでとても読みやすいしわかりやすいのです。

産経新聞のコラムでの科学エッセイを下敷きにそれに加筆する形式で進んでいきます。
第三章以下の内容はとくに啓蒙書であるという正確が強く押し出されてくるのですが、第一章(「色あせた科学」)と第二章は少々毛色が異なります。
特に、第二章は「科学の闇」という微妙なタイトルで、筆者が斯界の重鎮につぶされかけた経験などがそう赤裸々でもないのだが明かされています。ーぼくだって某教授に”ひねり潰してやると”いわれた事はありますー

今日のトピックスはこれに関することではありません。

本書の53ページから数ページは2008/8/17の産経新聞のコラムで、京大の山中教授の取材後記といった風情のエッセイなのですがさても面妖な内容だったのです。

筆者によれば京都大学の山中教授はすばらしいのだがそれに比べて彼の「居城」である京大病院(なんて病院は正式にはなく京都大学医学部附属病院があるだけである また彼の「居城」が京大病院という意味も不明です)の設備があまりにも貧弱であったというのです。
彼はいったい京大病院の何をみたのだろうか。
京大病院が属する京都大学のメディカルキャンパスは西は川端通り、東は東山通りで,北は白川通り,南は春日通で区切られるエリアでこのエリアは東西に走る近衛通,南北の綾小路が通っていてそれぞれサブエリアを形成している。
山中教授の研究室の中核はこのキャンパスの南西の角に建っている再生研にありこの建物は南に京大病院の南西病棟がひかえ、北は西病棟、西はウイルス研究所に接している。
南西病棟は旧京都大学胸部疾患研究所附属病院の建物をそのまま引き継いだ京大病院でももっとも古い時代に建てられたものである。
おそらく取材の行われた2008年当時でも京大病院の外来棟は少なくとも見かけは米国NO.1という評価のJohns Hopkins University Hospitalより立派な建物でありそこそこの応接室などもしつらえてある。山中教授がノーベル賞を受賞した場合の記者会見などは多分京大病院では行われないと思うのだが仮にここで行われても特に恥ずかしくはないはずである。そもそも山中教授のお客さんが”病院”の応接室でお客さんと応対することも無いと思うのだが、竹内さんは何が言いたかったのだろか。それともすべてご覧になった上で”京大病院”が貧弱だとおっしゃっているのだろうか?それならそう考える人が”間違っている”とはぼくもいえません。

この本の主張には大いに賛同できるし、研究にたずさわる人は読んだらいいと思うのだが、その他の内容も疑う必要があるのではと思わざるを得ません。

総論は正しくとも各論で詰めの甘いということは「科学」とは対極にあるものと思います。
とても良心的な科学ライターと思っていた人が結構ずさんかもと思うようになり暗い気持ちになりました。

最後に

ぼくは日本の科学がどうなるのかというようなことには興味は余りありませんというかそんな大きな事を論じる資格も見識もありません。人類がどこまで行けるかについては大いに興味を持っていますが、それ以外は、自分の周辺がどこまでいけるかということにしか興味を持っていません。

なぜ「科学」はウソをつくのか

マキュアンの翻訳がでるようです。

タイトルは「初夜」です。
これって”On Chesil Beach”の翻訳でしょう。こっちは一応読みました。楽しみです。マキュアンのような難しい作家の著作は翻訳の方が数段楽しめます。


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New York Timesから

Medicines to Deter Some Cancers Are Not Taken

By GINA KOLATA

これは医者、ガン研究者必読だね。
血圧、コレステロールや血糖管理の薬はみな服用するのだから大きな副作用が無いことが解っているガンの”予防薬”をのまない、のませないのはおかしい。
そっくり引用しますけどこのリストはタメになるかも

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