大学院生への推薦図書 5冊

On 2016/4/2 土曜日, in hypoxia reseacrh, by bodyhacker

推薦図書 5冊

最後に追加した項目-345

 

新学期スタートです。 恒例の推薦図書紹介をやります。 前年度は「推薦図書 10冊」でやりました。(参照:推薦図書 10冊) 

今年度は、これと重複しない5冊を推薦します。

 

「シャーロック・ホームズの記号論―C.S.パースとホームズの比較研究」

すこし古い本ですがamazonなどではまだまだ入手できます。

以前に紹介したことがありました(参照:「仮説、モデル、問い」)

 

シャーロック・ホームズの記号論―C.S.パースとホームズの比較研究 (同時代ライブラリー (209))

 

「心脳問題」

「心脳問題」は部分的には三回くらい読み返しました。 麻酔科の医者ですので麻酔状態ってどんな状態かに興味があります。それに関する研究も多く発表されていますがぼくとして満足なものはありませんでした。理由が「心脳問題」を読んで解ったような気がしました。 麻酔科の領域でこの分野の研究をしている人たちは少なくとも「心脳問題」や「意識をめぐる冒険」の問題提起に答えを出す様な研究をやってもらいたいと思います。現状では、小難しい話をして皆を煙に巻いているとしか言いようがないと思います。 「文体の科学」はともかく「理不尽な進化論」と「心脳問題」はすこし難解だと思います。行ったり戻ったりを繰り返さないとぼくには通読せきませんでした。特に「心脳問題」は難しいけど通読する価値は大いにあると思います。医学部・医科大学の授業で教科書として取り上げる価値がある思います。 (参照: 2014年のベスト〜本〜)

この本を推薦する理由は、脳科学のよい教科書になりうるからではありません。 まえがきにある通りに、

しかし、提供される脳情報があまりに多量かつ多彩であるため、どの情報を信じて良いのか、重要な問題がなんであるのかを判断するのがとても難しくなっています。へたをすると情報の海でおぼれてしまいかねません。ウソや怪情報も飛びかっています。

こんな時に必要なのは、闇雲に新たな情報を仕入れることではありません。それでは混乱の度が増してしまうだけです。必要なのは、そもそもそうした情報とどのようにつきあえばよいのかをあらためて考えて見ること、いいかえれると「脳情報のリテラシー(読み解きかた)」を身につけることではないでしょうか。まさにそれがこの本のテーマです。最初に述べた「基礎知力」とは、このリテラシーにほかなりません。

科学を学ぶための前提となるリテラシーを学んでもらいたいからです。

最後に掲載されている解説がついた大量の参考文献のリストも役に立ちそうです。

心脳問題―「脳の世紀」を生き抜く

 

「知」の欺瞞――ポストモダン思想における科学の濫用

自分が科学者だと自任する人は一流でも二流でも三流であっても一回は読んでおいた方がよいかと。

いわゆるソーカル事件と関連の深い本です。

こんなサイトも存在します。 ここの議論だけ読んでももしかしたら十分かも。

 

「知」の欺瞞――ポストモダン思想における科学の濫用 (岩波現代文庫)

 

ライフハックで雑用上等〜忙しい研究者のための時間活用術

Macを研究に使う人なら一回は眼を通しておくと良いと思います。

今まで使っていたアプリでも知らなかった使い方を発見するかも知れません。

 

参照:出版社による紹介 詳細な「もくじ」が載っています。

ライフハックで雑用上等〜忙しい研究者のための時間活用術

 

考えながら書く人のためのScrivener入門 小説・論文・レポート、長文を書きたい人へ

ライフハック本でも紹介されているScrievenerの日本語による解説書です。

ここ数年論文や申請書の執筆に使ってきましたがこの本を読んで機能の1/3位しか使っていなかったことに気付きました。

まあそれでも十分だったのですが…

考えながら書く人のためのScrivener入門 小説・論文・レポート、長文を書きたい人へ

 


映画 「リップヴァンウィンクルの花嫁」

先週の日曜日に岩井俊二監督の映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観ました。

上映時間で3時間!!

 

綾野剛さん

すばらしかったです 産科医の役などやってお茶を濁している場合じゃ無いよ。

 

というわけで「花とアリス」も今日、観直しました。

蒼井優あの時、19歳だったって今日知ってびっくりポン

ちなみに鈴木杏は17歳だったようです。

 

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