"My song Your song"

On 2009/1/26 月曜日, in Thus Spoke Dr. Hypoxia, by bodyhacker

昨日の日曜日同級生とすき焼き会を市内某所で開きました。

すき焼き喰って立ち上がったところ立ちくらみで目の前がちかちか。一分ほどで元に戻りました。

Obama大統領ー正確にはこの時点ではPresident-elect-の

”American Recovery and Reinvestment Plan”演説見ました。


ぼくでも結構英語は聞き取れました。YouTubeにはこのplanの解説のビデオも有ってこっちのほうはすごく解りやすいです。ほとんど聞き取れました。iPodに入れて電車内で見ています。
NEJMにも

Modern Health Care for All Americans

Volume 359:1537-1541

と題したObama氏の論文?も掲載されています。

Our medical training institutions are the finest in the world, but we need to ensure that doctors have ready access to the best information on medical advances throughout their careers. The best source of information on the value of a drug or a new technology is not the company that produces and markets it, but rather a careful and independent evaluation of patient outcomes. I will develop an independent national institute to work with the medical community to evaluate and disseminate information on the comparative effectiveness of drugs, devices, treatments, and procedures.

ここら辺の行はとてもすばらしいのですが具体的にどう実現していくのでしょうか。

成功すれば世界中にあっというまに広がっていくのだと思います。”電子カルテ”とかPublic Health 2.0とか

研修とくに初期の研修もいろんな形があっていいと思うのだが一年とか二年とかそういったことの議論が強調されるのは困ったものですね。一応ーというと失礼ですがー受験戦争を勝ち抜いてきた頭脳を持った金か銀かはしりませんが卵なのですから何とかならんものですかね。

しかし脳外科の手術の後には瞳孔くらいは観察してくださいよ。

子供の持っていた

“My song Your song” (いきものがかり)

iPodに入れました。

あまりに正統派すぎてまた歌がうますぎて聞いていて何だなーという気もちらっとしますが、これはいいな。

こんど合唱コンクールの課題曲をつくるそうです。

最近ダーウィンづいているので

“進化から見た病気 (ブルーバックス)” (栃内 新)

も読んでみました。

医者が読む本ではないですね。患者が読んでも役には立ちそうも無いのですが役立たないものが無用というわけでもないし。


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新年4日の当直で身も心もずたずたになり数日間ボーッとしていました。

NEJMからです

Arterial Blood Gases and Oxygen Content in Climbers on Mount Everest

エベレスト登山に挑んだ登山者の血液・ガス分析を行い頂上へいたる旅程中の変化を観察したという報告です。

測定高度は

海抜75m, 5300m, 6400m, 7100m, 8400mの5点。被験者はそれぞれ10人、9人、9人、6人、4人です。

被験者は21G cannulaを橈骨動脈に留置され動脈血をサンプリングされたようです。無酸素登山ではありませんが、測定点では”無酸素”です。ぱっと読んだだけで何日かけて登頂したのかの記述が見つけられませんでした。

被験者数がすくないので個人差などを論じるのは不適当なのかも知れませんがこういったものは本来結構個人差はあると思います。登頂できた登山者はそれなりに順応力が備わっているので差が出にくいのかも知れません。

予想通りの結果が報告されているのですがエベレスト登山というkey wordが重要なのかも知れません。

低酸素研究者、麻酔科医は一度は読んでおくのがいいと思います。ネタというか蘊蓄となります。

こういった低酸素を低圧性低酸素というわけですが、群馬の齋藤先生のよい総説がLiSAにあります。

低圧性低酸素環境への挑戦 

群馬大学大学院医学系研究科 麻酔神経科学部門 齋藤 繁

今度のiWorksどうもEndnote対応のようです。

いよいよMS. Wordとおさらばできるのでしょうか。


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“ヒトゲノムを解読した男 クレイグ・ベンター自伝” (J・クレイグ・ベンター)

(参照)

タイトル通りの内容

生い立ちの記述は少なくほぼいきなり衛生兵として参加したベトナム戦争の体験から始まる。1946年生まれでこのような世代なのだ。

ヒトゲノム解読における”公的チーム”ー米国政府の出資による解読チームーとの競争に多くの記述がさかれている。所々かなり辛辣な批判はありますが原文を参照したわけではないのでニュアンスはよく解りません。

最終章は”青い惑星と新しい生命”と題されていて彼らの最近の活動が紹介されています。

D. G. Gibson, G. A. Benders, C. Andrews-Pfannkoch, E. A. Denisova, H. Baden-Tillson, J. Zaveri, T. B. Stockwell, A. Brownley, D. W. Thomas, M. A. Algire, C. Merryman, L. Young, V. N. Noskov, J. I. Glass, J. C. Venter, I. Hutchison, Clyde A., and H. O. Smith. Complete chemical synthesis, assembly, and cloning of a mycoplasma genitalium genome. Science, 319(5867):1215–1220, 2008.

この論文はその最新の成果の一つだと思います。生命体のゲノム配列を化学合成したというものすごい話です。

基礎生物学の到達の一つの頂点だと思います。材料を与えられて例えば細胞を一つ作り出せたらもっと話を進めれば眼や肝臓を化学的に作り出すことができればこれをもって細胞、眼、肝臓をヒトが完全に理解したといってもぼくはよいと考えています。-生物的につくる計画は着々と進んでいるわけですが..-

所々挿入される囲み記事は、自らの遺伝子配列ー彼のゲノム配列は公表されています。ヒト個体完全ゲノム情報で、二倍体ゲノムのすべての相同遺伝子を含んでいますーに基づく遺伝子談義です。 p215では Klotho が取り上げれれています。記述は正確ではありません。-他も推して知るべしか- しかしここまで細かいところは無理だろうな。そもそもあまりおもしろくありません。

全体として、ベンター氏の具体的な考え方がしっかり示されていて為にもなります。

教科書として使われてもいいかもしれません。

ワトソン氏の “The Double Helix”よりはおもしろいと思います。イヤみも無いし。

原文を参照したわけではありませんが訳文で引っかかる部分はありません。よい翻訳だと思います。

というわけで2009年もよろしくお願いします。


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