iMac問題

iMacですが修理終了で明日手元に届きます。電源系統の交換が必要だとおもっていたのですがあっさりと「修理」が終わったようです。 木曜日の朝にクロネコ便がpick upしに来てくれて金曜日には修理完了で今朝(月曜日)午前中にぼくの手元に戻って夕方にはセットアップを完了するか、な。

と思いきやtime machineで取ったbackupの復元中に電源が落ちるという現象が再現してしまいました。

Appleに連絡を取ると「問題のあるbackupから復元を試みたから問題がbackupからiMacに持ち込まれて」しまったのだということ。

ぼくがすべきだったのは、「復元」ではなく移行アシスタントを用いた「移行」だったのだそうです。

とうわけで振り出しに戻ってしまいました。

朝から快調に論文の作業を進めていたのに…

最後に追加した項目-411


研究医養成コースコンソーシアム発表会

木曜日・金曜日と二日間の日程である合宿に参加しました。

研究医コースを運営している阪神地区の5大学で構成されるコンソーシアムのリトリートです。

参加大学は、奈良県立医科大学大阪医科大学兵庫医科大学神戸大学関西医科大学です。(各大学の研究医コースの概要へは大学名からリンクしてあります)。読むと解りますが兵庫医大の制度はかなり太っ腹ですよ。

学生さんが29人、教員が20人の結構な規模の会となりました。 3大学で発足したコンソーシアムから数えて今回で4回目です。

ぼくの研究室にも学生さんを一人預かっているのですがぼく自身の参加は今回が初めてでした。

参加学生による研究・研究生活の発表をメインに参加教員による「私のこれまでの研究を振り返って」(涙無しには聞けない感じでした)などの講演に、「研究を進めていくのに必要な資質とは」をテーマとしたワークショップが加わって充実した二日間でした。

夕ご飯はBBQのはずが雷雨の予報が出て室内での食事になったのが残念でした。

ぼく部屋に参加している学生もちょっと変わっているのですがそれに輪をかけてたような学生さんも多かったような気もします。

薄汚れていない学生さんと研究について語るのは自分が自分の原点に立ち戻るきっかけを得るためにもよい機会でした。

最後に追加した項目-412


オリンピック、陸上400mリレーの銀メダル

すごいです。

ぼく的にはこのオリンピック最大の出来事だと思っています。 どこかがバトンを落としたとかの結果でなくガチで銀メダル。 よくぞあの4人を揃えたなと。

このNYTの記事では”Japan was the surprise winner of the silver medal“と書かれていました。

技術的な問題はさておきとにかく速く走らなければ無理っていう種目で最後はボルトの真横を走っていたわけで素晴らしいとしかいいようがありません。 東京オリンピックでは9秒台の選手4人揃えて頂点を狙って欲しいです。 このためなら10億円位投入してもいいのではないかと。

雑誌New Yorkerでは今回のオリンピックのいろんな出来事をネタにしたエッセーを掲載し続けています。

です。

その中から一つだけ紹介します。

THE BEAUTY OF SHAUNAE MILLER’S UGLY DIVE IN RIO

女子の400m走のゴールでSHAUNAE MILLERがゴールラインに向かってダイブして一着でゴールしてそのゴール自体はルール違反ではないのだが当然に如く様々な波紋を呼んでいる訳です。

このessayは、この行為が「美しいか」どうかという観点で考察したものです。

New York Timesでも解説されています(参照)。

村上春樹氏に「シドニー!」という本があります。

「村上春樹の極私的オリンピック、シドニーの23日間」、です。

2001年に出版されたのですがぼくはこれをニューヨークの紀伊国屋で買いました。

文春文庫では二分冊になって現在でも買って読むことができます。 「シドニー! (コアラ純情篇) 」「シドニー! (ワラビー熱血篇)

文字びっしりです。

この本、1996年7月28日 アトランタ、2000年6月18日広島ーシドニーの23日間ー 2000年10月20徳島、2000年11月5日 ニューヨーク という構成となっています。

1996年7月28日 アトランタ、2000年11月5日 ニューヨークはマラソンの有森裕子さん(シドニーオリンピックには出なかった)、2000年6月18日広島、2000年10月20徳島は同じくマラソンの犬伏孝之さん(シドニーオリンピックに出場して途中棄権した)についての文章です。 時間がなくともここだけでも読む価値があると思います。

以下は、2000年11月5日 ニューヨークの章の最後の方の文章です。

言うまでもないことだけど、この日常の中で、ぼくらは地べたにへばりついて生きていかなくてはならない。明日、明日、そしてまた明日。僕らは戦い続け、ある場合には途方に暮れる。でも一つだけ確かなことがある。もし競技者が闘争心を失ったらそれは闘うのをやめることなのだ。

そういう意味では、オリンピック・ゲームは僕らにとってのひとつの大がかりなメタファーなのだ、と言うことも可能なのかもしれない。もし僕らがこのメタファーと現実とのつながりを、世界のどこかに見つけることができるなら、言い換えればその巨大な風船を地べたにつなぎ止めることができたなら、それはおそらく価値のあることになるだろう。でももしそのメタファーが、もうひとつ別のメタファーとしか連結しれないとしたら、つまりひとつの風船が別の風船としかむすびついていないとしたら、僕らはどこにも行けない。僕らがたどり着く先は、おそらくは奇妙なかたちをしたメディアのテーマパークだ。

スポーツ選手にとってのスポーツは研究者にとっての研究と置き換えて考える事ができます。

又吉直吉の「リオデジャネイロ!」とか出たらおもしろそうです。

最後に追加した項目-356

【追記】

「シドニー!」読み切りました。

でも一つだけ認めなくてはいけないことがあります。ある種の純粋な感動は、限りのない退屈さの連続の中からこそー麻痺性の中からこそー生まれてくるのだということです。

しかしそれでもなお、僕はときどきはっと我に返って思うのです。ぼくはほんとうにこんなところでいったい何をしているのだろうか? 何をしているかって? そう、いつもの人生をおくっているだけです。僕自身の、それなりにクオリティーの高い退屈さを、そこにかさねあわせるようにして。Business as usual…..

研究が楽しいというひとの気が知れません。研究って95%は苦しさと退屈さでできていると思います。

アメリカのlabにいたときも一緒にやっていたポスドクのコナー君はプレッシャに耐えきれず登校拒否となり仕方ないのでぼくが三週間実験を全部担当しました。ほんと今回の石川佳純さんみたいな感じで…

一度に融合タンパクの為に20コンストラクトくらいのplasmidの切り貼りをして蛋白質をつくり、ラベルする。夕方オートらをはじめて朝の7時くらいにそれを開けて現像。バンドがあることを確認して一安心。GLSの出勤を待ってデーター検討(labの最重要projectになっていた)を毎日繰り返す感じ。ほとんどーしかしこれは全てではないーうまくいくのだがーデータが取れて白黒ハッキリすると言う意味ですーコケるとやり直し。これがウザい。

今回、愛ちゃんが「(再び声を詰まらせながら)とても、本当に苦しい、苦しいオリンピックでした」と話したそんな気持ちです。

三週間後コナーくんが出てきたときにはGLSさんが論文を書き上げていました。

 


症例報告

今年の3月まで一緒に麻酔をしていた西本先生の症例報告が出版されました。

Accidental administration of the remifentanil formulation Ultiva™ into the epidural space and the complete time course of its consequences: a case report

JA Clinical Reports, 2(1), 1-3

Open Accessですから誰でも全文を読むことができます。

手術室で使う麻薬(remifentanil)製剤Ultiva™を誤って静脈内でなく硬膜外腔に投与してしまったのですが、その最初から最後までをつぶさに記述した報告です。 臨床的な意義はかなり高いと思います。


Natureにある論文が出ていました。

大変興味深い報告です。この方向性で臨床で使える薬剤ができれば麻酔が確実に変わります。


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一気に日常生活に戻り今日はすごく疲弊しました。


さてお約束の第11会がんハイポキシア研究会の雑感をお届けします。

東北で初めての開催です。 昨年の横浜の会の懇親会の会場で酔った勢いで鈴木教郎さんが世話人を引き受けてくれたのでした。 酔いが醒めた後でも断りたいという申し出もなくこれは本気でやるつもりなのだと安堵の胸をなで下ろしたのを覚えています。

今回の会場は東北大学の片平キャンパスの片平さくらホールでした。 「さくら」という名前は桜小路という名前の通りがこのキャンパス内の土地を通っていたことに由来するのだとキャンパス内の桜の木の下に書いてありました。

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仙台駅からも簡単に歩いてたどり着ける良いキャンパスです。

工学系の研究室が多くを占めているようです。 大学の史料館には魯迅記念展示室が設えてあります。ぼくは取りあえず入ってみました。

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このようにいろんなところに引っかかりながら会場に到着すると 東北大学の 創生応用医学研究センター 酸素医学コアセンターの方々、東工大の皆さんが設営の真っ最中です。 K園、K●両氏の指揮下の東工大の皆さんはなんと前日から仙台入りという気合いの入れ方です。

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といわけでシンポジウムです。
今回のお題は 『11年目からのハイポキシア研究 〜低酸素応答機構の新展開〜
鈴木さんに全面的にお願いしてスピーカーを決めていただきました。

ラインナップは

  • 鈴木教郎(東北大学) 酸素供給の恒常性維持における赤血球産生制御機構


  • 辻田忠志(東北大学)低酸素応答系を調節する低分子化合物の探索と創薬研究

  • 船本健一(東北大学)低酸素マイクロ流体デバイスの開発

  • 三浦恭子(慶応大学) ハダカデバネズミの老化・がん化耐性と低酸素耐性


  • 南学正臣(東京大学) 腎臓病と低酸素

の5題に一般演題として応募された中からこれまた鈴木さんの趣味で

  • 北島正二朗(Cancer Science Institute of Singapore) 代謝性ストレスによる新規 HIF-α活性化機構と 腫瘍発生及び進展におけるその意義

  • 大澤 毅(東京大学 先端科学技術研究センター) 低酸素・低栄養の腫瘍微小環境が脂質分解を促進し癌悪性化に寄与する  

  • 原田 浩(京都大学 大学院医学研究科) Aberrant expression of IDH3α promotes HIF-1-mediated aerobic glycolysis and angiogenesis and consequently enhances tumor growth 

の3題を加えたものになりました。(皆さんの敬称は略させていただきました)

鈴木さんの話はerythropoietin(EPO)の発現制御に関するものです。 EPOの発現制御は鈴木さんの師匠山本雅之先生のライフワークの一つです。筑波大学に研究拠点があった時代から延々と続けてきた研究がここ数年めざましい成果となって論文として世に問われています。何度聴いても感動します。

辻田さんはdrug designがテーマです。HIF-a水酸化酵素活性を修飾する化合物をどうやって効率よくスクリーニングしていくのかというお話のなかでFIF-1特異的な阻害薬を発見したという話が出てきて興奮しました。最近FIH-1がすこしずつはやり始めているのです。

船本さんの話はマイクロ流体デバイスの酸素分圧をどのようにコントロールするのかという話で実物を見せていただきましたが確かに”マイクロ”でした。 顕微鏡でないと流路などは確認できません。あの溝にどうやって細胞を撒いたりするのか一度実地で見学させていただきたいと思いました。

そしてハダカデバネズミです。ハダカデバネズミは英語ではnaked mole rat(NMR)と呼ばれるのだそうですが三浦さんはDEBAと呼んでいました。どう考えてもDEBAの方がそぐう見てくれをしています。このDEBAという呼び名を世界標準にするためには日本をDEBA研究のメッカにする必要があると思いました。 DEBAは日本ではいくつかの動物園では飼育されているということですが研究室レベルで維持しているのは慶応大学の三浦さんの研究室だけだそうです。三浦さんって山中研だったんだそうです。

トリは東大の南学さんです。南学さんは腎臓内科の臨床家で腎臓病の病態から出発して低酸素応答の分子機序に迫るという研究を続けられておられます。部分的には何度もお話をお聞かせいただいたのですが今回のボリュームは初めてでした。これまた感動ものです。実はぼくは昨年の夏札幌郊外で行われた内藤コンファレンスで南学さんと同室になって二晩も一緒に過ごした仲なのです。その時のことはあまり人には話してはいませんけど…

たぶんお弟子さんのなかにもそんは人はいないのではないかと「自負」しています。

三浦さん、南学さんのトークは東北大学 創生応用医学研究センター 酸素医学コアセンターの共催でもありました。

シンポジウムの後半からは研究会のメンターである山本雅之先生も駆けつけてくれました。

 

懇親会は「さくらキッチン」という学食の二階の「レストラン萩」行われました。ここ結構いけますよ。東北大学万歳!!

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仙台では光のページェントという催しが行われていたはずなのですが目もくれず二次会で毒を吐いてホテルにたどり着きました。雨が雪に変わっていました。

 

この研究会の第一回は京大会館の狭い部屋でこじんまりと行われました。当時日本で低酸素誘導性因子を専門に研究している人はそう多くなく、「がん」との関連を追及している人はさらに少なかったのです。横浜市立大学の泌尿器科の近藤さんや世話人の一人の谷本さんはそういう研究者の一人でぼくはがんなどには興味は無くHIF-1の活性化の分子機序に興味があっただけでした。世話人の一人の井上さんは「がんと酸素代謝」には興味があってもHIFは敬して遠ざけようとする「あまのじゃく性」を持っていたと思います。近藤さんはがんの低酸素領域のマーカとしてHIFを使うという方向性だったし結構ばらばらの興味で10年以上やってきました。

村上春樹の短編小説に「タイランド」というのがある。 finalvent氏が旨く紹介している。(参照

主人公の「さつき」は世界甲状腺会議に出席するためにタイのバンコックを訪れている。 甲状腺会議がこのように描写される。

世界甲状腺会議はバンコック・マリオットの会場で、四日間にわたっておこなわれた。甲状腺会議は、会議というよりはむしろ世界的なファミリー・リユニオンのようなものだった。参加する全員が甲状腺の専門医であり、ほとんど誰もがほんとんど誰をも知っていたし、知らない場合には紹介された。狭い世界なのだ。昼間には研究発表があり、パネル・ディスカッションがおこなわれ、夜になるとあちこちで小さなプライベート・パーティーがひらかれた。親しい友人が集まって旧交を温めあった。みんなでオーストラリア・ワインを飲み、甲状腺の話をしたり、ゴシップを囁いたり、仕事のポジションについての情報を交換したり医学ねたのきわどいジョークを披露したり、カラオケ・パーでビーチボーイズの「サーファーガールズ」を歌ったりした。

こんな感じの研究会なのです、ぼくにとっては。

某麻酔科学会などではこの人何が目的でこんな事やっているのだろうかと思う時もあるのですが、この「がんとハイポキシア研究会」では「いかなる技術、いかなる研究も、同じくまた、いかなる実践や選択も、ことごとく何らかの善を希求していると考えられる」というニコマコス倫理学の冒頭の一節の通り「研究をすることそれ自体が「善」なのだ」という気持ちになれるのです。

ぼくがこんな清らかな気持ちでサイエンスに臨むのはこの研究会の期間中だけです。

今日はこれくらいにして続きは明日以降に。


仙台行きの飛行機の中でアルキメデスは手を汚さないを30年振りくらいに再読しました。

飛行場で見つけたのです。あの小説実は豊中の辺りが舞台だったのですね。トリックなどは少し古くさい感じもしますが現代でも十分通用すると思いました。


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トークランチ

On 2013/4/14 日曜日, in Thus Spoke Dr. Hypoxia, by bodyhacker

iPS森口本

小学生の時近くに書店もないしお金もないのでもっぱら学校の図書館の本を読んでいました。

児童用の伝記というか偉人伝シリーズがあり端から読むことにしました。なぜか「山中鹿之助」も入っていたのを覚えています。

もちろん偉人伝の定番「野口英世」もあり当然のごとく読んだわけです。修学旅行で会津若松を訪ね猪苗代湖畔の「野口英世記念館」見学も果たしこれは大変な人物だと完全に思い込んでいました。

チェゲバラ・安部公房が医者だと言うこともあり医者になろうと思ったという程度の同期で、医者になろうと医学部に入った訳ですが特に高邁な信念に基づいてわけでないので入学後、医者の書いた小説、医者を取り上げた小説などをいろいろと読みました。

加藤周一氏や加賀乙彦氏の著作に加えてクローニンの著作、森鴎外の「渋江抽斎」・「北条霞亭」・「伊澤蘭軒」も読みました。渡辺淳一氏にも自伝的な小説「白夜」などがありまた野口英世の伝記「遠き落日」もその中の一冊です。

この野口英世伝はいわゆる偉人伝とは対極の伝記です。そもそも渡辺氏の執筆のきっかけは、「野口英世って有名な割には微生物学の教科書には全くといっていいほど何の記載もない学者でこれはどういことなのだというだ」ということでした。

読んで野口英世に対する印象は一変しました。 同時に学問の世界というのは残酷なものだとも思いました。彼の業績の多くは後に完全に否定されたのです。このような「否定」は当時の学問の水準の低さ故なのか野口英世の学問の手法に問題があったのかはぼくには解りません。

前置きが長くなりすぎましたが先月森口尚史氏の本が電子書籍として出版されました。ぼくはKindle版で読みました。

iPS細胞騒動〜ヒトiPS細胞に関するHopeとHype〜(前編)

iPS細胞騒動〜ヒトiPS細胞に関するHopeとHype〜(後編)

あの事件の焦点は彼が実際に「iPS細胞」と同等の多分化能を持った細胞を作出する方法を確立したのかどうか、それを患者に適応したのかどうか、と言うことなのだと思いますがそれについて明確なevidenceが提出されているわけではありません。

この著作の範囲内では彼は真摯な研究者以外の何ものでも無いように思えます。この調子で差しで語りかけられればこの分野の研究に「土地勘のない」新聞記者などはイチコロとも言えます。

ともあれ一読の価値はあります。上・下二冊で550円です。

iPS細胞騒動〜ヒトiPS細胞に関するHopeとHype〜(前編) iPS細胞騒動〜ヒトiPS細胞に関するHopeとHype〜(後編)

 

非接触式ICカード

4月から電車通勤を始めました。

阪急宝塚線-地下鉄御堂筋線-京阪本線を乗り継ぎます。 定期券を作りました。

阪急宝塚線の分は今まで持っていたクレジットカードに付いているPITAPAを使った定期券、御堂筋線の分はPITAPAで区間を登録して最大で一ヶ月の定期券の額というサービスの適用、京阪本線はICOCAを使った定期券としました。つまりPITAPAとICOCAを使って乗り継いでいく方法です。

ここで問題が生じました。以前は財布に二枚以上のカードを入れておいても実際に使うのはPITAPAだけでありカードセパレーターを使うことでPITAPAだけを認識させることに成功していました。理論通りなら財布の違う面をかざすだけでPITAPAとICOCAを使い分けられるはずなのですがうまくいく場合ももあるしエラーが出てしまう場合があるのです。

邪魔になりそうなカードをよけたりいろんな方策を講じましたが動作が安定しません。ラッシュ時に改札をスムーズに通れないとぼくもストレスを感じますし他の人にも大迷惑となります。

結局今はICOCAを財布から出して使っています。

iphoneケースにICOCAを収納しようとこんなケースも注文してみました。(参照)

目下の大問題でこれを解きたい。

 

書店Book1st

通勤で毎日淀屋橋の駅を通ります。御堂筋線と京阪本線が乗り入れています。連絡通路に面してbook1stという書店があり朝は閉まっていますが夜はかなり遅くまで開いています。 阪急梅田駅からJR大阪駅への通路が梅田駅の二階からありますがそれに面してあるBook1stと同じくらいの広さです。 新刊本大抵置いてあるのでちょっと読んでみるには大変便利です。 そこで一冊のちくま文庫を見つけました。 「数学文章作法 基礎編 」です。 通勤中にさっと読んでみましたが大変為になりました。

数学文章作法 基礎編 (ちくま学芸文庫 ユ 4-1 Math&Science)

 

トークランチ

うちの大学で「トークランチ」という会がほぼ毎週開かれていることが解りました。

研究室の持ち回りで研究内容を紹介して他の人はご飯を食べながらそれを聴くという会です。大学がお昼を用意してくれます。

学長は基礎研究も推進していくという考えだそうですのでそのような計画の一環なのでしょうか。

一時間なのでその間だけでも手術室を抜け出させてもらって参加していこうと思っています。

外部研究者による講演会も結構な頻度で開催さています。

一つ心配していることは皆さんどうやって枚方まで来ているかということです。普通なら新幹線新大阪駅ー御堂筋線淀屋橋駅ー京阪本線枚方市駅なのですが大阪の素人にそれで来てねというのは酷だと思います。どうなんだろう、今度誰かに聞いてみよう。

 

村上春樹氏の新刊

Amazonで注文していたのですが土曜日には届いていました。 読みました。

これは村上春樹氏による「冥土めぐり」だと思います。

特別なことは起こりません。筋もある意味ベタだといえます。その意味では「国境の南、太陽の西」のようだとも云えます。

女性に導かれていくと言うことでは「ダンス・ダンス・ダンス」、「海辺のカフカ」に似ています。

名前に過剰な意味を付加するようなモチーフは「品川猿」で使われました。つまり彼の小説がいつもそうであるように彼の作品からいろんなモチーフを集めてきて成り立っている小説の一つでその意味では究めて村上春樹的でこの作品が彼の作品へのデブビューの読者がいるとすればその人は即他の村上作品を読むことになるのだと思います。

できれば、風の歌を聴け – 1973年のピンボール – 羊をめぐる冒険 – 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド – ノルウェイの森 – ダンス・ダンス・ダンス – 国境の南、太陽の西 – ねじまき鳥クロニクル – スプートニクの恋人 – 海辺のカフカ – アフターダーク – 1Q84 – 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

の順番に読んだ方がよいと思います。

明示的にはなっていませんが確かに明るい未来を予感させるラストです。

村上氏の小説で一番のラストは「ダンス・ダンス・ダンス」の

「ユミヨシさん、朝だ」とぼくは囁いた。

だと思いますがそれに匹敵するとも云えます。

多崎つくる36歳、この年齢の人が読むのとぼくが読むのでは自ずから異なった影響を残すと思います。


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