職場の学生さんと本を読む会を開いています。

一回生の学生さん4人と2週間毎にぼくの研究室でお昼ご飯を食べながら一冊の本を読むという会です。

一冊目は、大阪大学の仲野徹先生の「エピジェネティクス――新しい生命像をえがく 」を取り上げました。

エピジェネティクスについて丁寧に解説してあり通読すると基本的な知識が得られるというのが一番の理由ですが、岩波新書であり値段が手頃であるとかKindle版もあるとかの理由もあるのですがぼくとしては「いま一番ホットな話題を楽しく語」ってあるという側面も重要でした。

つまり教科書的な記述以外に仲野先生の「合いの手」がそこここにあってそれが医学を学ぶ学生に何らかの良い影響を及ぼすのではないかという意図があったのです。

 

本を一緒に読んだり、酒を呑んだりして解ることは、今の医学部の学生とぼくでは拠って立つ基盤がまったく異なっているということです。こういうgapをどうやって埋めるのか埋めなくともよいのかという事を考えさせられますな。

二冊目も同じ面子でやってみようかと考えていますが付き合ってくれるかどうかは解りません。

二冊目は多分、「生きものとは何か」で。

エピジェネティクス――新しい生命像をえがく (岩波新書) 生きものとは何か (ちくまプリマー新書)

 

それとは別に春から医学部の一回生のカリキュラム「リベラルアーツセミナー」に参加します。5人程度のスモールグループの学生さんといわゆるゼミを半年以上かけてやるのです。希望も考慮するけど最終的には強制的に振られるのでぼくのゼミに参加させられる学生さんが数人は出るわけです。

ぼくの担当するゼミは「知的活動の技法 セミナー」-嗤わないでください-です。

教育要項に掲載するシラバスも結構立派なものができています。

さてどうなるのか。


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ずいぶんと間が空きました。

何か春だなと思っていたら昨日から寒くなりました。

1月は中旬までは余裕だったのですがは首が廻らないくらいにやるべき事がたまってきています。

論文のrevisionが二つと新しい論文となんかなんかで…

 


Solid State Survivor YMO 

今週、YMOを集中的に聴いていました。

時間があったので家で正月に放送されていた 名盤ドキュメント「YMO“ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー”」細野晴臣「イエローマジックショー2」の録画も観ました。

 名盤ドキュメント「YMO“ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー”」

録音に関わったスタッフや、YMOの音楽に衝撃を受けた人びとが魅力を語り尽くす

という内容です。2/17に再放送があるようです。

Solid State Survivorがリリースされた時ぼくは高校生でリアルタイムでYMOを経験したのです。

 

研究もこんな感じのprojectに参加できるとしたら研究者冥利につきますね。

とはいえ文化的雪かきもしていかないと。

やっぱり論文にもいいものもある、悪いものもありますよ。

だから論文出しましょう。


論文出ました

先月の話なのですが

ということでアクセプトされた論文が普通の形で読めるようになっています。

細菌の16S rRNA遺伝子解析を応用し、Oxford Nanopore Technologies社の新規シークエンサーMinIONを用いて迅速細菌同定システムを構築し、検体採取から細菌同定までを2時間で完了することが可能となりました、ということを示した論文です。

初期投資も20万円ほどであっけなくほど簡単にシステムが構築できました。

東海大学の先生方のご協力の賜です。

現在は時間の短縮や臨床検体を用いて検討を行っていて1.5時間までは短縮できることが解りました。


「 FACTFULNESS(ファクトフルネス)」

ファクトフルネスとは――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。 世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。

という内容の本です。 冒頭に

質問 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる? ・A 20% ・B 50% ・C 80%

な感じのクイズが13問あってこれをネタに「世界を正しく見るスキル」を説いていくという趣向となっています。

はじめから読み進めて最後までたどりつくと「蒙を啓かれた」感に満たされることを保証します。

すこし長いので学生との読書会では課題図書にしようと思いました。

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

調子に乗って英語版も読みました。


読書会

医学部の学生と隔週でお昼休みに集まって読書会を開いています。

今は、仲野徹先生の「エピジェネティクス――新しい生命像をえがく」(岩波新書)を読んでいます。

次回は、「生きものとは何か 」(ちくまプリマー新書)を予定しています。

学内で参加希望の人は連絡をください。大歓迎です。

エピジェネティクス――新しい生命像をえがく (岩波新書)

生きものとは何か (ちくまプリマー新書)


git

という訳である総説で共同作業を行う必要があり今回は従来のやり方でなくgitを用いた方法でやってみようということになりました。

githubも制約はあるものの無料でプライベートリポジトリを作成できるようになりました。

使い始めると便利ですね。びっくりです。


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最近のこと

On 2018/3/11 日曜日, in anesthesia & critical care medicine, book, books, Kindle, by bodyhacker

前回いつ書いたのかよく覚えていないのですが先日これをちょっと楽しみにしているという人がいると聞いたので書いてみました。

 

先週の日曜日に引き続きさっきまで24時間の日当直をしていました。学徒動員の大学院の先生に引き継ぎました。

24時間も病院にいると出動要請があるものでそれが普通の人間が起きている時間だとそれはそれで問題はないのですが普通の人達が寝ている時間だとやっぱり朝起きてそれなりにしんどいということになります。

日当直の場合、いつ出動要請があるか分からないので途中で中断されるとちょっと困るというような仕事を入れておくと困った事になる場合があるのでそうでない仕事をしている訳ですがそれでも〆切が迫っているというような場合は当直が明けた今のような時間を使うしかないという事になります。

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Dr. Bonoの生命科学データ解析-読書会 @大阪ですがついに満席となりました。

ありがとうございます。

当初席が埋まるかなという心配があったのですが現在「補欠者」5名という事になっています。


 

実は先週の日当直の時にこんな事書いていました。

オリンピックも終わってみればメガネ先輩と金メダル二つのお姉ちゃんの方に完全に話題が持って行かれてしまいましたね。

家内は、NHKがパシュートにfocusした番組を観て完全にはまってしまったようです。

個人的にはジャンプの高梨沙羅さんがとにかく銅メダルとって安心しました。メダルに届かなかったらちょっとやばい感じになるんじゃないかと思っていましたから。

昨日の夕方の麻酔反省会ーただの大阪王将をつまみながら麻酔関連の諸問題を討論する会ですーでも話題になりました。

 

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Nature誌にこんな記事が出ていました

bioRxivに出ているこれが

この論文原稿の記事です。

 

manuscriptsのテキストベースの重複はすでに検出するアルゴリズムが存在していますがfigureの重複も見つけちゃうよという訳です。

figureの画像などを使いまわす人なんているのかなと思うのですがいるんですね。時々manuscripts内での使いまわしもあったりしてバカじゃないのかと思う時もあります。

これを指摘しても無視する雑誌もあってそっちの方がびっくりするのですが。


プレスリリースをしました

詳しくはこちらをどうぞ


勉強の哲学

勉強の哲学のメイキングが出版されました。

「メイキング・オブ・勉強の哲学」

ぼくはしばらく前にkindle版で読みました。

メイキング・オブ・勉強の哲学 (文春e-book)


「勉強の哲学 来たるべきバカのために」 を読んでいるいないに関わらず楽しめる一冊になっています。

研究と勉強は違うのだという言い方もありますがぼくの中では小学生時代からづっと意識的に行ってきた勉強の延長線上に研究があります。

なので研究をする事になんの苦もなくやりたいことをやって給料がもらえるのだからこんな幸福な事はないなという感じなのですが時々「正気に」なって「俺ってなんでこんな事しているのだろう」と思わない事もないのこういう本が出るとやっぱり読んでしまいますね。

 


ぼくの半径200mくらいで盛り上がっていました

なお写真集は買っていません。

 


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