土曜日は久しぶりの雨でしたが今日は結局元通りの夏日でした。
金曜日は当直で結局土曜日の夕方まで一歩も外に出ませんでした。
大学の中庭は一面の芝生でそこに雨が降り注ぐのを室内から眺めているとそれはそれで何か落ち着く感じがしました。
病態分子イメージングセンターの年会
職場には「病態分子イメージングセンター」という組織があります。英語では’Molecular Imaging Center of Diseases (MICD)’です。(参照)
土曜日の午前中からannual meetingという名前の外部評価委員を招いての評価会が開かれてぼくも15分ほど話しました。
「招いて」と書いたのですが二人の評価委員には講演を配信してネット上でカンファレンスが行われました。なので英語でした。
質量顕微鏡を含むイメージングに用いる研究施設が「異常に」充実していると思ったのはこのセンターの存在故だったのです。
ぼくも何かやってみたいと思っています。
医学教育のワークショップ
このmeetingを一時間残して午後からは新任教員を集めたワークショップに参加しました。
4時間みっちりで疲れました。
前の職場ではこんなワークショップはなかったし開いても出席者はほとんどいないのではないかと思います。
いろんな問題はあると思うのですが研修医の先生と一緒に働いてみて今までのやり方が間違っているとは到底思えません。
学生の能力を信じていけばそう悪い方向には行かないと思うのですが…
二度目の人生
ちきりん氏の「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」を読みました。
この本からのメッセージでぼくが重要だと思ったのは「人生は二回、生きられる」ということだと思いました。
残り20年現役で働くとして今までと同じで良いのかという問題をよく考える必要はあると思っています。
研究活動を継続するためには大学に在籍することが有利だと思いますが、医者として活動するために大学にずっと留まる必要はありません。25年間麻酔科の医者として活動してきましたが別にそこに拘る必要もありません。
こういうことは10年前にきちんと考えるべきだったのかもしれません。
酸素利用の進化
雑誌”Science”に動物の酸素利用の進化についての論文が三つまとめて掲載されていました。
- Evolution of Mammalian Diving Capacity Traced by Myoglobin Net Surface Charge
- Root Effect Hemoglobin May Have Evolved to Enhance General Tissue Oxygen Delivery
- Epistasis Among Adaptive Mutations in Deer Mouse Hemoglobin
の三編です。 Better Oxygen Deliveryというeditorialが付いています。
Nature Newsでも取り上げられていました。(Making the most of muscle oxygen)
ぼくもどこかでまとめて紹介してみようと思います。
降りますね。梅雨というより台風の雨なのでしょうか。その意味ではすでに梅雨開け前の気候体制になっているとも言えます。
この雨の中上手く立ち回り昨日の朝から一回も傘を使っていません。雨は大好きです。自分が濡れたり、雨漏りしたりするのが嫌いなだけです。
社会は絶えず夢を見ている
を読了しました。
「あとがき」で触れられていますがこれは3/11以前に行われた「講義」というかセミナーを元にしたものだそうなのですが、不気味な位に「現在」を描き出していると言えます。
原子力発電所をめぐる一連の出来事に「科学」,「科学者」が演じた滑稽な役回りも見事にすでに分析されています。
現代医療に置いて医師、医学者が果たしている役割もこれと似たようなものだとおもいます。
この本はこの半年位に出版された大澤さんの著作の中でも難読だと感じましたが読む価値は十分あります。
余りにも予言めいた内容をはらんでいる故これから新聞書評で取り上げられる機会も増えて行くのではないでしょうか。この後もこの講義録の出版が続くそうで楽しみです。
「あとがき」の一部はネットで読むことが出来ます。
録画してあったテレビ番組をまとめて観ました。(参照)
NHKの新日本風土記シリーズの「京都 色いろ」を皮切りに今日と関連の番組を3時間分くらい片付けました。京都に25年位関わっていますがもっと深く観て見たいと思いました。
昨日の病院の帰りに大阪ステーションシティシネマで「black swan」観ました。
ガラガラでした。Natalie Portmanはそもそもああいうキャラなのかも知れないと思いました。
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