以前医療倫理関係のエントリーを書きました。(参照

そこで紹介したあるブログ(カス、ハーバーマス・生命倫理の哲学(半歩遅れの読書術・3) – 感じない男ブログ)で紹介されていた本が〈個〉からはじめる生命論 (NHKブックス 1094)です。


 
〈個〉からはじめる生命論 (NHKブックス 1094)

医療倫理というと、「生」と「死」にどうやって線引きをするのかとか、最近では「代理母出産」を認めるべきが否かなど多様な生命を巡る動きに枠をはめる規範として機能しているという側面がありますが、その一方でバイオ産業の推進者となっているという側面も持っています。つまり,DNA鑑定会社や人体細胞、組織を取り扱うバイオ産業が市場で正当な活動を行うための一種の墨付きを与えているという側面や、移植医療に臓器を提供する場合に”脳死”と判定されたヒトから生命の維持に必要な臓器を摘出する事を可能とする根拠となってもいるのです。

iPS細胞をつかう再生医療が受精卵を利用したES細胞を使った医療に較べて米国の大統領やローマ法王庁も”倫理”的であると考えているのもこの生命倫理の観点からです。

臨床研究でも,institutional review boardの承認を得ないとまともなものはできません。生命の問題が政治の問題となっているとも言えます。
このような生命倫理観をめぐる論考です。
たったの970円です。これはバーゲンです。
電車で3回くらい読みました。

真理の哲学 (ちくま新書 703)

もこんな問題に関連したもので大変ためになりました。

真理の哲学 (ちくま新書 703)

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