原石を磨く 六甲山横断山行

On 2013/4/30 火曜日, in Thus Spoke Dr. Hypoxia, by bodyhacker

新人のプロモーション

休日でしたが故あって早起きをしました。

テレビをつけるとNHKで「ホリデーインタビュー」の放送が始まるところでした。

インタビューを受けるのは作家の「綿矢りさ」さんでした。

結局全部見てその後電車の中ですこし考えました。

 

綿谷さんは19歳で芥川龍之介賞を受賞し(今でも最年少記録。大江健三郎でも23歳でした。)受賞作「蹴りたい背中 」はミリオンセラーとなったそうです。 しかしその後は精力的に作品を発表してきたとはいえなかったと思います。

大学を卒業後結局は京都に戻り小説の執筆以外にいろんな種類のアルバイトなどを経験して二三年前くらいからかなり旺盛に作品を発表するようになりました。

このようにして今や立派な女流作家に成長されました。

その様な経緯をご自身の言葉で語られていました。

 

芥川賞は新人作家に与えられる文学賞ですので受賞時点ではその作家が将来どうなっていくかについては未知だと言えるのですが受賞作家の多くはその後順調な作家としての成長を遂げているように思えます。

設立者の菊池寛自身は「むろん芥川賞・直木賞などは、半分は雑誌の宣伝にやっているのだ。そのことは最初から明言してある」(参照)と話していたのだそうです。

その意味では「業界」としては受賞者にコケてもらっては困るのだと思います。

とにかく受賞者には本が売れる作家に成長してもらいたいという業界というか編集者の考えがあって必死に育てると持って生まれた才能が開花するという訳です。

具体的にどのようなサポートを行うのかについてはぼくは知りませんが小説「1Q84」には「ふかえり」のプロモーションの様が語られていました。どうやるとしてもとにかく作家が持つ「才能」を見抜くところから出発しないとどうしようも無いと云うことはあると思います。

と書いて今気付いたのです綿谷さんは1984年生まれなのですね。

 

 

研究者の世界にこういう制度はあるのでしょうか。毎日研究室で一緒に生活しなくとも様々な学会やミーティングを通して交流すれば眼の前の若者がどれくらいのものなのかはある程度見抜くことができるます。ここでは学校歴とか少し論文の数が多いとかは大した問題にはなりません。

学会賞などを全くの新人が受賞することはありません。学会賞を受賞したといってもだからといって研究者としての将来が約束されている訳でもありません。学会賞の受章者を必死にプロモートしてくれる人もいません。だいぶ事情が異なるようです。才能を誰かが見抜くと言うより大勢の中から頭角を現し始めた若者をピックアップする感じでしょうか。

日本でも増えてきているテニュアトラックのポジションの選考などはこのようなプロモーションの機会と言えるかも知れません。ただこの場合「業績」が占める比重が高くなっていると思います。将来性だけでは例えば京都大学のテニュアトラックの職を得ることはできないのが現状ではないでしょうか。

しかし業績って実際の処どれくらいに評価されるのでしょうか。日本学術振興会の「基盤研究」などは業績を余り高く評価していないと感じます。 

 

 

臨床医の場合は事情はすこし異なります。国家試験に合格した先生方は突如臨床現場に現れます。適性とかそういったことはとりあえず誰も考えていません。とにかく大学を卒業して国家試験に合格した若者です。

こういった状況で私たちはとにかく「来た」または「来てくれた」先生方を育てていくしかありません。

小説で「野ブタ。をプロデュース」という小説が発表されテレビドラマになりました。ドラマでは「野ブタ」役は堀北真希さんだったので磨けば光る原石だったのです。

職場を移って磨けば光る原石という感じが解り始めてきたような気もします。でも才能を見抜いても本人は麻酔科医にはならず別の診療科に進む場合もあります…

 

ところでこの番組のインタビュアーはNHK京都放送局の中川緑さんでした。

アナウンサーはばっちりハイビジョン対策をしているのでしょうか1966年生まれの彼女は1984年生まれの綿谷さんより肌がきれいに映っていました。

綿矢りさは別方面のプロモーションをしたらもっと輝くよ、だぶん。

 

六甲山横断

昨日の昭和の日に思い立ってハイキングに出ました。

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コースは

芦屋川ーロックガーデンー六甲山頂ー有馬温泉

というベタなコースです。

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朝7時に家を出て8時半から歩き始めて11時45分には有馬温泉にたどり着きました。

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30年前から数えたら何度かたどったコースだし、ガイドブックのはじめの方で紹介されている何の変哲もないこれを山行といえるのかよくわからん山行でしたがしんどかった。心肺機能の衰えをハッキリと自覚しました。

前を歩く人たちをどんどん抜いて進んだのですが登坂をものともせずに走って昇っていたあれは登山者ではなくランナーにあっさり抜かれました。トレーニングの一環で六甲山を走っているのだと思います。加藤文太郎をめざしているのでしょうか。

六甲から有馬温泉に降りる道で膝をやられました。靴はケチらずちゃんとしたものを買う必要があります。

有馬温泉で「銀の湯」・「金の湯」と廻って温泉を堪能して帰宅しました。

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今朝話したら研修医のM山先生がのってきました。今度行きますかい?

 

昭和の日に大正天皇の評伝を読み返しました。(参照)

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