四月から研究生活に入るみなさんが読んだらよいと思う10冊を推薦します。
昨年にもほぼ同じラインナップでエントリー書いています。
これら10冊は、ぼくの場合、本棚のアクセスしやすい場所においてあり年に一回は何らかの形で眼を通すぼくにとっての「座右の書」です。
新書、文庫本を優先的に選びました。値段が安いし通読するのが容易だと思うからです。一度は隅から隅まで眼を通すことが重要です。
イシューからはじめよ
安宅和人さんの2010年出版の本です。
四の五と言わず黙って読んでください。
日本語作文術
「文」から「段落」そして段落の組み立てである「論証」へと流れていく過程が丁寧に解説してあります。
発表の技法
諏訪邦夫先生の1995年出版のブルーバックス。
人前で話すのは得意ではありませんが学校の教員ですのでいろんな機会にいろんな聴衆に向けて話すことがあります。以前に紹介したことがありました。
基本的にこの本の教えを踏襲しています。20年経ってもまったく内容は現代的です。
本は絶版ですが、Kindle版はあるようです。
数学文章作法 基礎編
数学文章作法 推敲編
タイトルは「数学」とありますが、全ての理科系の文章に当てはまると思います。
「基礎編」は以前に紹介しました。
科学者という仕事
認知脳科学者の酒井邦嘉さんの2006年出版の新書です。
研究というものを考えるのに役立つ一冊です。
医学と仮説
岡山大学の津田俊秀さん一連の著作の中で一番中立でためになると思っている一冊です。
20歳の自分に受けさせたい文章講義
it worksという感じの一冊。これも新書です。以前に紹介しました。
(参照)
科学的方法とは何か
1986年出版の中公新書です。
以前に紹介しました。
内容はいまだ全く色あせていません。
(参照)
小林秀雄全作品〈26〉信ずることと知ること
リケジョでもそうでない人も是非一度は読んでください。
(参照)
これも以前に紹介しました。
医科学者のための知的活動の技法
これも諏訪本です。これも以前に紹介しています。
推薦図書 10冊 http://t.co/8ja67mbDJ0