ドクターヘリってありますよね。
関西エリアでは公立豊岡病院・但馬救命救急センターが出動回数日本一なのだそうです。
あんな回数飛んでどうなんだろうと言う気もしますが,院長先生に聞くと随分役に立っているのだそうです。
いったい誰がヘリコプター代を負担しているのかと心配していたのですが国と兵庫,京都,鳥取の三府県の負担なのだそうです。
小林先生は夜でも例の飛行服を着たまんま病院内を闊歩されていますよ。

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Kindleですが,村上春樹氏の長編は「羊をめぐる冒険」から「海辺のカフカ」まで電子版で読むことができます。
便利なので全部電子版でも持っています。便利で読みたいときに読むことができます。
昨日から”Dance Dance Dance
を読み始めてさっき読み終わりました。日本語でないので少し時間が毎回かかります。

この小説の15,16章は大好きです。
大学院生の時代から留学するくらいまでホントに基礎研究に打ち込んだ時期があります。成果が出たかどうかは別としてこんなに楽しいことが世の中にあるのかと思っていました。
その当時は,研究関連のすべての「事」,「もの」に興味をもっていました。メーカーのカタログを眺めているだけでも楽しかったのを覚えています。

“I used to be glued to the radio every day. I spent all my allowance on records. I thought rock ‘n’ roll was the best thing ever created.” (参照

まさにこんな境地です。

もうそういうわけにはいかないのです。そもそもそんな時間も無いしね。それでも当たり前に研究の事が頭を離れることはないーというかそういう訳にはいかないという事情もあるーのだがひと頃とは全く関与の仕方が違ってきています。

小説で語られるとおりに

Maybe it’s because after all this time I think that really good songs—or really good anything—they’re hard to find (参照

ということもあるし,頭が固くなって自分の価値観でしか他人の研究成果を評価できなくなっていると言うこともある。実際,どの雑誌に出ているからどうとかほとんど最近は気にならなくなってきていますし,また,”この世界”の穢いものも随分見てしまったしそういうことかもしれません。それでもたまに自分たちのデータによる知的興奮を味わうことがありこれだから止めずに続けている。また真理ーあえてこの単語を使えばーの探究って本当に”善なる”ことなんですよ。あんまり人に言うことでも無いんだけどね。

ここら辺が主人公と13歳の少女の会話にうまいこと表現できていて読む人の琴線に触れてしまうところが彼の「小説」の偉大なところだとぼくは思っています。済みから済みまで日本語でまた英語で読む必要のある所以ですね。

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Kindleってタッチパネル版がでるそうですね。確かに便利になるかもしれません。時々画面を触りかけます,iPad, iPhoneの影響が大きすぎますから。でもこれは買い換えるつもりはありません。今のままで壊れるまで行きます。

件の先生にとってはヘリコプターが”rock ‘n’ roll”なのだと思います。同好の士が集まってやっているんだし廻りにはほとんど迷惑はかかっていないのだから直接関係の無い人たちがとやかく言うことは無いと思います。ウソだと思ったら豊岡で働いてみたらいいんですよ。

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

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