「幸福な監視国家・中国」 (NHK出版新書)を読みました。
習近平体制下で、政府・大企業が全人民の個人情報・行動記録を手中に収め、AI・アルゴリズムによって統治する「究極の独裁国家」への道をひた走っているかに見える中国。新疆ウイグル問題から香港デモまで、果たしていま、何が起きているのか!?気鋭の経済学者とジャーナリストが多角的に掘り下げる!
内容としては梶谷懐氏、高口康太氏へのインタビュー記事
これをお読みいただけばよいです。
今朝、日本経済新聞に思想家ハラリ氏の以下の様な寄稿が掲載されていました
今回の危機で、私たちは特に重要な2つの選択に直面している。1つは「全体主義的な監視」と「市民の権限強化」のどちらを選ぶのか。もう1つは「国家主義的な孤立」と「世界の結束」のいずれを選ぶのか、だ。
日本でも都市封鎖を唱える声がありますが、政権指導者はそれを回避したいと考えているように見えます。
興味深いねじれ現象です。
コロナ禍後の世界は前の世界とどれだけ違ったものになるのか結局何も変わらないのか。