今日岐阜薬科大学の先生方を迎えて実験をしました。 なかなかよいデータがでてやれやれです。
ぼくの立場
この際明確にしておきますが,ぼくはHPVの予防接種について特に反対の意見を持っている訳ではありません。
娘がおりますが彼女にはワクチン接種を受けてもらいました。
他人に,アドバイスを求められれば接種を勧めます。
このワクチン接種に関する考えは河村さんの意見とほとんど同じです。
(参照:「科学的思考」と「人道的配慮」を 〜直ちにHPVワクチン接種を再開し、子宮頚がん患者の増加を防ごう〜)
昨日のブログエントリーは
あのねー、なぜか毎回こういう人がいるんだけど、Scientific Reports誌をNature誌て言うのは盛大な間違いなんだけどなんで言うかねー?格も信頼性も査読の厳しさも全然違うし、Sci Repは金払えばOKなジャーナルやで
— EARL@世界抗菌薬啓発週間 (@DrMagicianEARL)
というtweetを読んで腹が立ったので書いたものです。
論文としてちゃんと査読を経てpublishすること。そうでなければ、たとえ学会発表やプレスリリースしたとしてもその内容は正式なものではない。論文としてpublishしていない段階なら何とでも言える。捏造不正やりたい放題。学会発表だけでお墨付きをもらったとほざくニセ医療の連中もいる
— EARL@東京 (@DrMagicianEARL)
以上のtweetにも一般論としては賛成できません。
ぼくは実際「論文としてちゃんと査読を経てpublish」された論文の内容だけを信用しているわけではありません。結果として正しいものは査読があろうがなかろうが,論文化されようがされまいが正しいとは思っています。
一線の科学者の集まりでこんな話をすれば一笑に付されるでしょう。
このようなtweetも見かけました。
@NatureJapan 医師でジャーナリストと自称されている村中璃子氏が、Nature出版のScientific Report誌は「典型的なお金を払えば論文を出せる雑誌」であると述べていますが、御社の見解はいかがなものでしょうか。https://t.co/McRa9fvnQy
— sivad (@sivad)
Nature出版のScientific Report誌は、$1,495払えば論文を出版でき、さらに$750払うと優先的に審査してもらえることでも話題。典型的なお金を払えば論文を出せる雑誌であって、査読のある有名なNature誌ではありません
はひどいと思います。
村中氏は京都大学医学研究科で非常勤講師をしているそうですが,どこの講座が彼女に講師を依頼しているのでしょうか。京都大学の研究者にこの件を確認されたらどうでしょうか。
以上でこの件はお終いです。
@bodyhacker 私は大学関係者でないのでよく知らないのですが、単独で授業を持つのでなく、分担形式の授業で4時限分授業をするだけで「京大非常勤講師」の肩書きを付けていいものかどうかはわからないのですが……
@bodyhacker はじめまして。村中氏ですが自称だけでなく、京大のページ(https://t.co/XqiB93KIXf)に『ゲノム医学センター非常勤講師』とあるようです。松田文彦氏は以前の村中氏の記事(https://t.co/MhrixJ3HZk)でも名前が出ています。
子宮頸がんワクチン接種には 賛成だそうです。 ワクチン被害者の ブログや ツイート、目にされたこと ないようですね …
https://t.co/gRhzf7l9n5
https://t.co/gWALeqewVL