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研究室でどう集中力を持続するか-2
前回「研究室でどう集中力を持続するか」が結構ウケたので今回も。
研究室に入ると靴を脱ぎ基本的には靴下ー夏は素足ーになります。床にはマットが敷いてあり足の裏の感じが良いのです。
本気で集中したい時は、文章を書く必要最小限のアプリしか見えないようなアカウント(Macで別に”ユーザー”を作っておくのです)に変更するなどもします。
そのアカウントでは、web browserのbookmarkも論文の作成に必要なpubmedやライフサイエンス辞書のページしか見えないようにしてあります。
mailのチェックもその間はしません。
iPhoneでmailを受信しても「通知」をネグレクトできるように机の引き出しとかカバンの中に入れてしまいます。
そうして足蹠を残すです。ライフハック大全のHACK077にある「48:12時間分割法とダッシュ法」にある48:12時間分割法を採用しています。
タイマーはHACK009で紹介されているTANITA バイブレーションタイマー 24時間計 クイック ブラック TD370N-BKを使っています。
音でなく振動でタイムアップを知ることができます。マックの画面にタイマーを表示したりはしていません、うざいので。
これで(48+12)が3セットこなせればかなり進むはずなのです。
しかし、(48+12)3セット以上を連続で集中を持続するのは至難です。
午後になると集中力は低下していきます。
午後は、ノイズキャンセリング機能のついたヘッドフォンを装着することが多いです。
音楽を聴きながらでなくノイズをカットするためにヘッドフォンを装着するのです。以前に使っていたもの(すでに販売停止)がボロボロになりBOSEに相談したら新品になりました。現在使っているのはこれです
この特異な環境も長くは続かないのでその後はもう集中するのは諦めます。
するべき事は無数にあるのでほんとに進めたいときは確実に進むtaskしか実行しない時もあります。
「足蹠を残す」
こんなtweetがありました。
書こうとすると、あなたの足を引っ張る人が必ず現れる。必ずです。「おまえの書くものに価値はない」「もっとちゃんと勉強してから書いたら?」「文章を書くなんて何様?」「どうせ続けられないくせに」雑音をわざわざあなたに言いに来る人がいる。けとばせ。そんな言葉は、心のうちでけとばせ。
— 結城浩 (@hyuki)
研究も「足蹠を残す」ことが重要だと思っています。
もうimpact factorとか全く考えていません。そんなことはこれから出世したい人が考えれば良いことだと思っています。
ぼくはもうとりあえず多くの人が名前を知っているopen journalなら良いだろうという方針で。
他人に知らないところで何か言われているかも知れませんが知ったことではありません。
バレンタインデイ
バレンタインデイは日本だけで流行っている習慣ではありません。
米国にもバレンタイン商戦はありますしこの日に各メディアは何かを仕掛けてきます。
雑誌Natureのそのメディアの一つです。
“From proposals to snarks: the messages that scientists sneak into their papers”
論文にはacknowledgementー謝辞ーを記載する欄があって研究に協力していただいた研究者や研究資金を提供してくれた機関に対して謝意を表明したりするのですがこの欄に「こっそりと」プライベートな事項ー結婚のプロポーズとかーを書いたりする研究者がいてこのエッセイはそれをまとめてみましたという趣向です。
“Bonded by science: researchers describe their nerdy proposals”
2017年のこの時期にもこんなのがあったみたいです。
“Relationships: Sweethearts in science”
ぼくもこんなことをする人生だったらなとは思いました。