2019年のベスト本

On 2019/12/30 月曜日, in books, by bodyhacker

2019年のベスト本をやってみたいと思います。

ノンフィクション本はたくさん読みましたがフィクションは文庫本を中心に読むので新刊の単行本はすごく少量しか読んでいません。


ノンフィクション

まずノンフィクションを5冊紹介しようと思います。

 

「ありがとうを言えなくて」

野球の野村克也氏の本。

「世紀の悪妻」と呼ばれた沙知代夫人へ生きている間にいえなかった「ありがとう」をいま伝えたいというベタな内容。

しかし妙に身につまされます。

 

「天然知能」

郡司ペギオ幸夫氏の知能論!?。

知能を人工・自然・天然の三つに分類して語ります。

自然知能が「自然科学が規定する知能」とする一方 天然知能は、「ただ世界を、受け容れるだけ」のものだとします。

人工知能は知覚できたデータだけを問題にするのに対し、「見えないものに興奮するのは、天然知能だけの特権」なのだとします。

表紙がイワシなのには意味があってイワシの章があるからです。

 

「「差別はいけない」とみんないうけれど。」

結構評判になった綿野恵太氏のデビュー作です。

差別に関する騒動、ポリコレとそれへの反発をめぐる言説を考察した 反差別は「アイデンティティ」と「シティズンシップ」の2つの論理に分けられるというあたりが面白い。

一読を強くお勧めします。

 

「宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃」

数学者の加藤 文元氏の著作

以前このブログでも紹介しました。

京都大学の望月新一さんが証明したというABC予想の解説とも言えます。

極上の知的体験ができます。

 

「新記号論 脳とメディアが出会うとき」

 ゲンロンカフェ発 伝説の白熱講義を完全収録! われわれの認知を、コミュニケーションを、政治行動を、テクノロジーはどのように規定しているのか。インターフェイスに囲まれて生きる現代人の必携・必読の書

この人たちってホント頭いいですよね。

41CfObUo54L SX323 BO1 204 203 200 311 Q1A6JtL SX343 BO1 204 203 200 51lofYzA52L SX344 BO1 204 203 200 

41AgMB7ArNL SX338 BO1 204 203 200 51z4lODiLIL SX339 BO1 204 203 200

 

 

「記憶術全史」とか「独ソ戦」 もおもしろかった。


フィクション

フィクションは書名だけで済ませます

「夏物語」

「なめらかな世界と、その敵」

「三体」

「The Dark Forest」 ここまでフォローして挫折しました。

「メインテーマは殺人」

「神前酔狂宴」 も読みました。


映画

ついでに映画。

映画は家内と一緒でしか映画館では観ないのでそんなに観てません。

「ホットギミック ガールミーツボーイ」

ぼくは山下美月さんが好きなのですが、この映画をみて堀未央奈さんが好きになりました。 家内には趣味が最悪と言われます。

「運び屋」 以前紹介しました。

「芳華 -Youth-」

ぼくは映画を観て泣くとかは滅多にないのですが泣きそうになりました。

「蜂蜜と遠雷」

「ホットギミック ガールミーツボーイ」、「運び屋」、「芳華 -Youth-」はすでにネット配信されてます。 正月休みにいかがですか。

 


PDF
Tagged with:  

第17回がんとハイポキシア研究会

先々週の土曜日・日曜日(11/09-11/10)に大阪市立大学で第17回がんとハイポキシア研究会が開催されました。

70人近い参加者を得て盛会だったと思います。交通至便でコンパクトな会場でよかったです。

運営に直接たずさわって頂いた大阪市立大学の薬理学講座の皆さんに感謝します。

 

ちょっとびっくりするような研究結果に出会うこともできて満足でした。

おやつに、岩おこしとか551の肉まんとかも出て皆さんに大好評でした。

 

来年18回2020年11/06-11/07の(金・土)の日程で行われる予定です。


広島大学 原医研セミナー

先週の木曜日(11/21)に広島大学原爆放射線医科学研究所の「原医研セミナー」の第230回を担当させていただきました。

集まらないと思っていたのですが結果として大勢の聴衆に集まっていただきました。ありがとうございました。

放射線災害医療開発研究分野廣橋先生谷本先生にお世話になりました。

原医研のミッションに

得られた研究成果を大学院教育に反映させることにより、放射線影響学・医科学分野における次世代の研究者及び医師の育成や放射線災害医療などの緊急の社会的な要請に応えられる人材の養成を行う機関として機能させる。

というものがあり基礎研究だけでない多角的な活動を行っているようです。

 

大阪市にある北野病院に勤務していた事があります。

北野病院は正式には公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院という名称で研究所なのです。

現実に稼働している研究所があり現在は武藤誠先生が所長をされています。

 

ぼくもかつて麻酔の臨床をするかたわらに大学院生4人と北野病院で基礎研究をしていました。

麻酔科の足立部長の支援があったからなのですが、インフラがキチンと整っていたという事も大きかったのです。

そのインフラは、当時研究室を主に使っていた呼吸器外科の三宅先生と呼吸器内科の服部登先生方が研究費を取得して整備していてくれていたのです。

これらのインフラ(培養システム、X線フィルムの現像機などなど)が無ければ研究があんなにスムーズに進行することは無かったと思います。

服部先生はその後、広島大学に転出して現在は呼吸器内科を主宰しておられます。 セミナーにも来ていただき旧交を温めることができました。ありがとうございました。

 

という訳で市中病院でも条件が整えば基礎研究を継続する事は十分可能です、という事が言いたかったことです。


### サイエンスZERO

NHKのEテレサイエンスZEROという番組があります。 12/08は特別編!科学のノーベル賞、全部やります!」です。

MCは小島瑠璃子さんと森田洋平)アナウンサーが担当され今回はNHK解説委員土屋敏之さんも加わります。

ノーベル賞特集!日本人の受賞で沸いた化学分野はもちろん、物理学、医学・生理学分野も歴史的な偉業。サイエンスZEROは全部たっぷり、お伝えします!人類の宇宙観を大転換させた物理学賞の成果、そして、生命維持に欠かせない「低酸素応答」の仕組みを徹底解説。さらに、今回の吉野彰さん受賞の背景に、2人の日本人ノーベル賞科学者からの知られざるバトンリレーがあったという裏話も登場。ひと味違う深掘り、ご覧ください!

ということで科学三賞をサイエンスZEROの視点で紹介するプログラムとなっています。

「低酸素応答」のパートでは、ぼくも参加します。東大の南学さんもビデオ出演するはず。

プロデューサーさん、ディレクターさん、森田さん、土屋さんの勉強量、小島さんの瞬発力に圧倒されました。

一応一回は「いい質問ですね」とは発言したのですがどうなるか…


「宮沢賢治 デクノボーの叡知」

大学生の時、見田宗介氏の「宮沢賢治―存在の祭りの中へ」を読んで宮沢賢治に目覚めて今まで結構読んできたけど、「宮沢賢治 デクノボーの叡知」は特別に感銘を受けました。


PDF

「リベラルアーツセミナー」

職場では医学部の1年生のカリキュラムに、「リベラルアーツセミナー」というものがあり30セミナー程度が開講されています。

フィットネス、日本語辞書入門、プレゼンテーション、医療経済学、医療社会学というようなセミナーも開講されています。

一つのセミナーの人数は4人から28人とまちまちです。

5月から半年毎週一回のペースです。

ぼくも一つセミナーを持っています。

名前は「知的活動の技法 セミナー」です。定員5人のこじんまりとしたものです。

  • 医師として生涯学び続けるための方法論(知的活動の技法)を身につける事ができる。
  • 知的活動を行っていくための生活習慣(ライフハック)を身につける事ができる。
  • 知的活動のための情報の収集(入力)と処理の方法を身につける事ができる。
  • 知的活動のための情報の出力(論文化、プレゼンテーション)の方法を身につける事ができる。

が到達目標となります。

昨日、今までの成果発表のプレゼンテーション会を行いました。

PowerPointを用いて課題について発表してもらいました。 いろんな工夫を課題に合わせて施されていてぼくとしては全員合格。

多分来年度もやります、たぶん。


ダウンロード回数 年間1位

昨日TLにこんなtweetを発見しました。

何処かで見たことある図だなとおもったらぼくらの論文でした。

まだ11月なのですがこんなのに出るとまたdownloadが増えて結局年間一位は確定ですね。

論文はまず大勢の人に読んでもらえることが大切だと思っているのでうれしいです。

この続きでもっと重要な論文を作成中です。


PDF
 
madeonamac.gif Creative Commons License