今週の一押し:2008-#29:"妻と僕"

On 2008/9/28 日曜日, in 今週の一押し, by bodyhacker

“妻と僕―寓話と化す我らの死” (西部 邁)

秋分の日の朝は当直あけでした。当直を引き継ぎ、術後回診、インタビューをしてーぼくらのDSUでは麻酔を受けた患者さん全員の様子を患者さんを病棟に訪問したり、電話をかけたりしてチェックしていますー池田に向かったのですが、梅田ロフトでほぼ日手帳を買う目的もあって家内と梅田で合流しました。手帳を手に入れて、さてどうしようかと考えロフトの地下の映画館で何がかかっているか見たら北野武監督の「アキレスと亀」をやっていたので観ることに。

監督の映画はほとんど見ましたが、今度のものはかなりポシティブなもうこれは全編人間讃歌です。”スキだから”何かの力の動かされて絵を描くことに魅入られた主人公真知寿(まちす)ー3人の俳優が年齢に応じてリレーしていきますーとそれに引き込まれた人々の物語です。描き続ける主人公のそばで簡単に人が死んでいくのでっすがそれはそれで仕方のないことです。文字通りスキなことだけして生きていくことのできる主人公はとても幸せそうに見えました。夫婦の青年期を演じた柳憂怜と麻生久美子は特によかった。

北野武がいつか文化勲章をもらって天皇の前でギャグをかましている姿を妄想します。

映画が終わり紀伊国屋で本を見ました。そこで発見したのが

“妻と僕―寓話と化す我らの死” (西部 邁)

タイトルのまんまで、妻と自分というよりこれは自分の物語が淡々と語られていきます。家内がいろいろとちょっかい出してきて邪魔だったのですがすぐに読み始めて夜までかかって読み終えましたーあなたも幸子さんを見習いなさいー。映画の先日紹介した、“滝山コミューン一九七四” (原 武史)と同じくらいにびっくりしました。アマゾンだけでなくたまには本屋に行かないといけないという好例です。ググってみると新聞の書評でも取り上げられてきているようです。今年の話題作の間違いなく一冊だと思います。

昨日9/27も当直あけでしたが夕方から教室のK川先生の結婚披露宴でした。とてもきれいでしわあせそうな花嫁になったK川先生おめでとうございます。「真知寿と幸子」や「妻とぼく」のような夫婦にならないほうがいいかも。とわいえそれもいいかも。

しないといけないことが木曜日の夜から増えて順番をきめて取り組んでいるのですが全然量が減らない感じです。仕方ないので今日もちょっと仕事します。

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