昨日は日当直でした。
看護師さんってホント言いたい放題外科医を腐しますね。
Lisa Sandersという医師がいます。
New York Timesに”Think Like a Doctor“という連載をしていたことがあり現在は”Diagnosis“という連載を継続しています。
“Diagnosis“のランニングタイトルにはDr. Lisa Sanders on hard-to-solve medical mysteriesとあってつまり複雑な病態を持っていて診断が容易につかない患者さんを巡る物語です。
これらをまとめた”Every Patient Tells a Story: Medical Mysteries and the Art of Diagnosis” や”Diagnosis: Solving the Most Baffling Medical Mysteries” などの著作もありますし、House M.D.のモデルと目されている人物です。
連載の方も面白いし本も面白いです。
このSanders氏がNetflixで””Diagnosis“”という番組に出演しています。 Weiredの記事を読んで昨日の日当直の間で半分くらいを視聴しました。
Weiredの記事は日本語にも翻訳されていました。
Netflixの「ダイアグノーシス」は、担当医もさじを投げる謎の症状を訴える患者に、ネットの力で診断を下すドキュメンタリー番組だ。https://t.co/QgJgYZ2SOY
— WIRED.jp (@wired_jp)
この番組では一種のクラウドソーシングで症状を追及していきます。
すごく興味深いのはアウトソースの先は医者とか研究者だけではありません。一般市民もネットでいろんな意見を投稿してきます。場合に寄ってはビデオをチャットもします。 この過程で患者またはその家族は自分らと同じ症状で苦しんでいるまたその苦しみから解放された人たちと交流をしたりまた外国の専門医たちからのアドバイスを受けてアメリカからイタリアに旅行して確定診断のための検査を受けたりします。
こういうあり方ってこれから勃興してくるかもしれません。
難病を診断するプロセスをみてお勉強する目的の番組ではありません。これからの医療やヘルスケアを考える番組です。たぶんやっぱりアメリカの医療制度って最低と思うかも知れません。
ネットには正確な情報をもたらす人だけが生息している訳ではありません。 よかれと思ってガセネタを流す人もいるし場合によっては悪意を持っている人もいるかもしれません。 今回の2019nConVでも医者でもないまた医者でも感染症の専門医でない人たちが聞きかじりのいろんな情報をつぶやきます。
現在7つのエピソードがあります。 これだけみるだけでも一ヶ月分の料金を払う価値があると思います。
契約してついでに”2人のローマ教皇“もみてから解約してください。