On 2013/1/14 月曜日, in Thus Spoke Dr. Hypoxia, by bodyhacker

ずっと風邪気味でした。やっと呼吸器系がwetになって最終段階と思っていたところ「居間から出て行け」という指令でずっと蒲団の中でKindleで本を読んでいました。バックライトもついていてPaperwhiteは便利です。

iPadは重いしまた光が強すぎて長時間の読書をする目的には余り適していません。mail,twitterなどのサービスにもアクセスしやすく読書に集中する目的には適していないという側面もあります。

 

雪の思い出 in Baltimore

首都圏は大雪だそうです。

北摂は大雨でしたがその雨も止みました。太陽が出ています。窓を通して陽が差し込んできて結構暖かくなっています。

雲が流れて六甲山麓がかいま見えたのですが冠雪していました。これは珍しいです。

カメラロール-2350

 

京都は年に数回雪が降りすこしまとまって降ると東山が真っ白になります。いろんな京都の風景の中でも最も美しいものの一つだと思います。

徒然草に以下のようにあります。

雪のおもしろう降りたりし朝(あした)、人のがり言ふべき事ありて、文をやるとて、雪のこと何とも言はざりし返事に、「この雪いかが見ると一筆のたまはせぬほどの、ひがひがしからん人の仰せらるる事、聞き入るべきかは。返す返す口をしき御心なり」と言ひたりしこそ、をかしかりしか。今は亡き人なれば、かばかりのことも忘れがたし。

枕草子には

雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子まゐりて、炭櫃に火おこして、 物語などして集まり候ふに、 「少納言よ、香炉峰の雪いかならん」と仰せらるれば、 御格子上げさせて、御簾を高く上げたれば、笑はせ給ふ。 人々も「さることは知り、歌などにさへ歌へど、思ひこそよらざりつれ。 なほこの宮の人にはさべきなめり」と言ふ。

とありますのでぼくも何か雪について書いてみます。

10年以上前に米国ボルチモア市に住んでいたときの事です。ボルチモアは京都に似た気候で冬は雪が結構降って積もっていました。ある程度まとまって降ると公立学校や病院までが簡単に”close”となります。テレビを見ているとテロップで-Johns Hopkins University Hospital Close-とか出るわけです。これは患者さんへのメッセージであると共に職員へのメッセージも兼ねています。つまりシャトルバスのサービスなども止めますということです。これにより通常の方法で研究室に行くことはできなくなります。 ーここら辺の思い切りの良さには感心しました。雪の朝に30cmの積雪をおして病院に来る必要はないと思います。日本でこんなことになれば非難囂々だと思います。ー

降っている雪の量としては雪国育ちのぼくにとっては大した事もないし研究室に出ます。light railやMetroなど鉄道が動いていることを確認して出発です。light railの駅まで歩き市内でMetroに乗り換えるとか,Metroの駅まで東西に自動車で移動してMetroを使うなどいくつかの方法を試してみました。雪の時のボルチモアを見ることができて新鮮な体験です。

Metroの終点が病院の地下ですので便利です。ー病院の真下に地下鉄の駅があるなんてすごいですよね。さすがにボルチモアの最大産業です。ーlight railの駅までアパートからは普段は徒歩20分くらいの距離ですが雪なのですこし時間はかかります。そうすると途中何度も自動車の運転手から声を掛けられるのです。要するに「あんた大丈夫?」という事です。日本でこんなこといわれた経験はありません。一回は行為に甘えて乗せてもらったことがあります。

米国の田舎の人たちはいい人ばっかりです。

もちろん研究室には誰もいません。雪が降っている日に研究室に出て実験をする人は当時の某GLS件では皆無でした。

という雪の日の体験です。


今シーズンに買ったユニクロのスマホ用の手袋の片方が見当たらなくなり家内に話したらさんざん罵倒されました。あげくにもう研究活動をやめろとだめ出しをされました。どういう関連があるのかよく解りません。

この家内の言い方も以下で紹介する「(日本人)」の論理に従えばごく自然なものだとはぼくも理解はしています。

結局手袋は見つかりました。

この手袋はじめは反応もよく重宝していたのですが最近では反応が悪くなりちょっと困っています。


「二重らせん」

土曜日に帰宅の途中で寄った書店で,ワトソンの「二重らせん」の訳本がブルーバックスで出ているのを見つけました。”Double Helix“は英語で何回か読んだ事がありましたが考えたら日本語で読んだことがなかったので買い求めて読みました。1968年の訳で,所々妙な味わいの翻訳箇所があると感じましたが理解には問題にならないと思いました。そもそもWatson氏の「英語」は難しくこの”Double Helix”も例外ではありません。

ノーベル賞の決闘」や「マリス博士の奇想天外な人生」も合わせて読みたいですね。特に「ノーベル賞の決闘」は医学部の学生の時に読んでびっくりしました。amazonで簡単に古本が手に入ります。


英語の論文の表現

日曜日にあるブログのエントリーを二つ読みました。

(英語版)こう言い換えろ→論文に死んでも書いてはいけない言葉30

言葉と思考の解像度を上げる→つぶやきをフォーマルな英文に仕上げる4つの技術

科学英語になれていない先生方の英文を読むとここで指摘されているような問題点が見いだされます。提示されたものを読むと主張の内容はある程度解るのですが全体に「妙で」「ここままよそには出せない」のです。たぶんこのような言い換えができるかどうかは慣れの問題だと思います。大量に論文を読めば自ずと解ってきます。”Nature”や”Science”でも論文の部分とNews and Viewsのような部分では語り口が全く異なります。以外と後者のほうが難しかったりします。 ある程度大量の英文を読んで感じはつかんでおくしかりません。

(英語版)こう言い換えろ→論文に死んでも書いてはいけない言葉30」 の左のカラムの表現もreviewerのcommentなどでは結構見かけます。ぼくもこのように書く場合もあります。”And”で文を始める表現も結構見かけますよね実際は。

ところで”Inevitably”って単語結構好きで使います。

この前テレビを見ていたらブラッドピットがChanelの香水のCMで”inevitable”という単語を使っていてこんな風にも使うんだと妙に感心しました。 調べました。これですね。あの日本語の字幕って誰が付けたんでしょうね。ちょっとニュアンスが違うような…


(日本人)」を読み返しました。

国際的な価値観調査によれば,日本人は世界でもっとも世俗的な国民だ。日本人は世界の誰よりも,「他人に迎合するよりも,自分らしくありたい」「自分の人生の目標は自分で決めたい」と考えている。

という指摘はあたっていると思います。

特に19章「電脳空間の評判経済」の主張には説得させられました。

自分が「よい評判」を得たいという願望を捨て去れば残りは「楽して儲ける」しか残らないというのは道理です。ここまで吹っ切れれば経済的な成功は得られるのかもしれません。そういう考えた人にいろいろといったところでどうしようもありません。それで問題なら「制度」を変えるしかないのです。

カメラロール-2335

ガラガラの車内 こういった地域にも医療の需要はあります

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