第15回がんとハイポキシア研究会

今日は朝から日当直です。

 

11/10-11/11、淡路島の淡路夢舞台国際会議場を会場に第15回がんとハイポキシア研究会が開催されました。今回は運営に携わったので気疲れしました。

参加者は約60人で実りの多い研究会でした。
ポスターディスカッションは30演題集まり例年通り-といっても第14回の47題には負けました-の賑わいとなりました。
初日にミニシンポジウムとして3題の免疫をテーマとした講演を行っていただきました。
二日目はこの分野で知っておいたら役に立つだろう研究・実験手法を中心に4題のテクニカルセミナーと題して4名の研究者に登壇していただきました。

 

今回は自動車で島入りしました。自宅から一時間強で到着です。
ウェスチン淡路島には何度か訪れたことはあったのですが国際会議場は今回が初めてです。

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到着するとすでにポスターの板などを含めて会場の設営は全て終わっていました。

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ぼくらは何もする必要がなかったのです。

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今回は水・お茶類も全部持ち込んだのですが大きな冷蔵庫を気前よく利用させていただく事ができたので飲み物は使うまで冷蔵庫で保管することができました。 会議場の照明もほどよく光度を落とすことができて暗すぎず・明るすぎずの快適な空間を保つことができました。

強いて難をいうとフロアの机で利用可能のコンセントが見当たりませんでした。この一点でしょうか問題点は。

また特筆すべきは食事のqualityの高さです。懇親会は会議場で行いました。出てくる料理がおいしい。 学会の懇親会の料理の水準を上回っていました。

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朝食はウェスチン淡路島のダイニングのbuffeでしたがこれも上質でした。

懇親会後の二次会でみなさん妙に活性化して朝5時過ぎまで熱いというか暑い議論を続けていた人もいたようです。
ぼくは3時くらいには寝ましたけど、朝6時くらいに起きて二次会の会場を偵察にいきました。寝ている人はいませんでしたが夢の跡的な残骸ですごい事になっていました。

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第16回がんとハイポキシア研究会 (#cancer_hypoxia2018)は幕張です。


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昨日の日曜日は日当直でした。

何も注文が無く朝からひたすらMacの画面を見つめて仕事をしていたら頭痛がしてきたのでくらくなる頃で切り上げて機械的な仕事に切り替えました。

朝になって何も無かったなと思って朝食を食べようとしていたら「注文」がきて少し働きました。 という訳で今研究室にいるのは、深夜勤務後の「勤務」と言うことになるのですがこれに時間外手当が出ているわけではありません。

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宗教改革500周年

twitterのぼくの time lineにMartin Lutherの話題が増えてきたなと感じていました。 調べるとLutherが「95ヶ条の提題」をヴィッテンベルクの城教会の門扉に打ち付けて張り出したのが1517年10月31日だと伝えられているのだそうです。 つまり宗教改革500年周年というわけです。

 

まずこれを読みました。

雑誌Natureにもこんなessayが出ていました。

 

これは是非皆さんも読んで見てください。タダだし。

 

こっちも読んでみました。

ついでに何冊か読みました。

マルティン・ルター――ことばに生きた改革者

宗教改革三大文書 付「九五箇条の提題」

プロテスタンティズム – 宗教改革から現代政治まで

「九五箇条の提題」はもともと「贖宥の効力を明らかにするための討論」というのもだったと初めて知りました。

 


「戯作三昧」

職場には研究医を養成するプログラムがあります-全国の大学医学部・医科大学には同等のプログラムが大体走っています-。 職場では,そのプログラムを選択する前に2年間「研究マインド養成プログラム」というものが用意されていて毎週ミーティングが開かれています。 今週、10人の参加者-ちなみに半分は女子学生です-の前で一時間半ほど話す機会がありました。ぼくの研究を紹介する,それに加えて研究の「面白さ」を語るみたいな内容です。F沢先生にどんどん当ててもいいと言われていたのでどんどん当てたのですが結構答えてくれました。勉強の成果が結構ありますね。 皆さんあんまり高い山に登ったことがないようです。一度富士山とか挑戦してください。

芥川龍之介に「戯作三昧」という小品があります。 青空文庫で全文を読むことができます。 このブログでも何度も紹介しています。

芥川龍之介が「芸術至上主義」を直截的に記述した「小説」です。

要約すると

・自分がこれだと考えた道を歩いていけばよい。良くも解らん他人がいろんなことをいうけど別に気にする必要はない。

・金のために小説を書くのはまっぴらだ。

・道徳(小説の中ではこういう表現なのです)と芸術の狭間で苦悩しても、やはり芸術を至上とする自分は欺けない。

・とはいえなかなか自分が納得のいくように筆が進むわけではないのだが瞬間的に「観音様」に啓示を受けたかのように筆が進んでいくことがあってこれこそまさに戯作三昧の心境である。

というような感じでしょうか。

芥川龍之介でさえこのような悩みを抱えて創作活動を行っていたのですね。

 

章に番号がついています。第15章まで徐々に盛り上がっていくという構成になっていますが最期の最期にオチがあります。これがまた素晴らしいです。

皆読んだかな。

 

梅田の紀伊國屋に寄ったら文庫コーナーで「乃木坂文庫」というのをやっていました。

「創刊46周年を迎えた講談社文庫が、〝46〟という数字のご縁から「乃木坂46」とコラボレーションフェアを開催します」

という惹句ですがもちろん牽強付会というものでしょう。

紀伊國屋でも46作品を各10冊以上揃えていて売れ切れていたのもあるのですごい販売促進効果です。

「星に願いを」はよい小説だと思いますが一気に10冊以上売れるようなものでもないと思います。

 

ラインナップから5冊推薦しておきます。最後の名前はカバーの写真が誰かという情報です。

スペードの3 朝井リョウ 伊藤純奈

ヘヴン 川上未映子 桜井玲香

コインロッカー・ベイビーズ 村上龍 松村沙友理

喜嶋先生の静かな世界 森博嗣 山下美月

尼僧とキューピッドの弓 多和田葉子 鈴木絢音

「コインロッカー・ベイビーズ」・「喜嶋先生の静かな世界 」がこれで売れてちゃんと読まれるとすれば素晴らしいです。

ぼくはといえば 「しずかな日々」与田祐希さん を買いました。

 

吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」を漫画家したものがバカ売れしているようです。

43万部というのですからすごいです(amazonによる)。

この本は1948年に発表されたそうなのですがぼくは岩波文庫版で大学に入学した年くらいに読みました。 漫画版も読みましたがどちらでも一緒だと思いました。

ぼくは岩波書店の「世界」を高校生の時から医者になるくらいまで毎月読んでいましたのでこういう価値観を至上のものと今でも本気で思っています。 時間があれば皆さんも読んでみてください。

漫画 君たちはどう生きるか

 


High Sierra

持ち歩いているMacBookのOSをHigh Sierraにしました。

日本語変換を今までのATOKからOS標準のものにしてみました。これが素晴らしい。

はじめ戸惑いますが慣れるとすごく快適です。

母艦のiMacもこれにしたいのですがコケるアプリとかあると面倒なので次のreplaceまでは我慢しようと思っています。ぼくのiMacは去年の某案件でロジックボード・電源・HDまで全て新しくなっていてなかなか潰れそうもないのが問題ですけど。

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銀閣寺の交差点の自習室

NHKが金曜日の夜に放送している「ドキュメント72時間」,今週は「京都 静かすぎる図書館」でした。

銀閣寺の交差点の南西のバス停の後ろにある図書館というかいわゆる自習室です。

ぼくが大学生の時にはすでにありました。学生の時代に利用する事はなかったのですが大学院に入学してから留学するまでの7年くらいは交差点の北東のアパートに住んでいたので通学・通勤時には横を通ったし実際に利用したこともありました。

懐かしいです。あの10年間くらいがぼくの人生でもっとも幸せな時代だったといまでも思っています。

 

今ではネットが利用できたりとかしているようですが内部はほとんど変わっていないようです。時間が止まったような感じです。

京大の周辺も大きな通りに面した部分は結構変わったなと思う場所もありますが大部分は全く解っていないと感じることが多いです。定食屋さんでも短くとも35年以上営業していると言うことは親子二代でという事なのでしょうからびっくりします。


#ANES17

Bostonで開かれたASA(American Society of Anesthesiologists) meeting (#ANES17)に参加しました。

金曜日に日本を出て土曜日と日曜日に学会に参加して月曜日の午前中にBostonを離れました。

6年前にChicagoで開催された会に参加して以来です。

ASA meetingに毎年演題を出すのを励みにしているとかそういったことはないのですが忘れた頃になんかの理由で参加してしまいます。

はじめて参加したのは2012年の秋にサンフランシスコで開かれた時でした。それまで参加したことがなかったので出てみました。当時一緒に研究していた大学院生の高淵先生とヨセミテまででかけて帰り道にApple本社詣でも実現しました。

次に参加したのは6年ほぼ前のシカゴで開かれた時です。京大の院生三人と参加して帰路ぼくの古巣であるBaltimoreのJohns Hpokins Univを訪問しました。 今回はかつての大学院生でBostonに留学してた甲斐先生にいろんな場所を案内してもらうという副目的がありました。

土曜日の午前中はopening のplenary sessionに昭和医大のO嶽さんに誘われたので出てみました。

Atul Gawande氏の講演でした。Gawande氏の講演は基本的には,彼が以前に雑誌New Yorkerに発表していたessayの内容でした。(参照:Slow ideas)

Gawande氏の講演の前のにはASAの偉いさんがでてきてphysician anesthetiologistの必要性をこれでもかと訴えていました。あまりに過剰でそこまで追い込まれているのか感がありました。

ぼくの出番は日曜日の午前の自分のOral presentation。 Oral presentationでは質問をされて”lipid”という単語が聞き取れず恥をかきました。「まだまだ」というか別に英語これ以上向上しようという気はないのでよいのですがなんとなく「敗北感」がありました。

土曜日の晩は,甲斐さんの留学先だった市瀬さんの研究室の同窓会に参加させていただき大勢の先生方と時間を過ごさせていただきました。 何の気なしに夜の10時を過ぎてGreen Lineでdowntowのホテルに戻りましたが危ない感じはありませんでした。

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日曜日はぼくの発表の後,甲斐先生のセンチメンタルジャーニーに便乗してMGHやHarvard大学を廻り晩は京大から参加の ロングフェロー橋を歩いて渡りました。

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この橋はWeinbergの”Racing to the Beginning of the Road: The Search for the Origin of Cancer” に登場する橋で一度渡ってみたかったのでリクエストしました。

MGHからMITの前まで歩いてKenndall/MIT駅からRed Lineに乗ってHarvard駅。

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その後,京大からの修練医の先生方とご飯を食べてぼくのASAはお終いになりました。

米国で麻酔をしている医者に取ってのASAは日本で麻酔をしている医者にとってのJSAと意味合いが異なるのでその違いがannual meetingに繁栄しているのだと思います。

来年はサンフランシスコだそうです。

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解った事。Bostonは以外と小さい。前回のBoston訪問は20年前で当時Harvard大学に留学していた白神先生に空港まで送り迎えをしていただいたので街を移動するとがなっかたので解りませんでした。

会期中琉球大学の先生方の研究が紹介されていました。

また市瀬さんの研究室のポスドクの方がbest of abstractsに選ばれてtwitterで紹介されていました。


セミナー

金曜日にNIHのLeonard博士のセミナーが「バイオストレス研究会」主催で芝蘭会館の別館で開催されました。

研究会の世話人をしている関係もあり参加しました。 タイトルは”Fine tuning IL-2: superenhancers, STAT5 tetramerization, and partial agonists”

 

考えたらLeonard氏はずっとIL-2のシグナルの周辺で研究を続けているのですね。素晴らしいと思いました。

確か1997年くらいにBesethdaを訪問した折りにY先生に挨拶に行くようにいわれていたのでお部屋を表敬訪問したことがありました。今は北大にいらっしゃる野口さんがまだ居られた頃で自家醸造ビールをご馳走になったことを思い出しました。


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