NX-521236号

On 2017/9/17 日曜日, in book, hypoxia reseacrh, Kindle, by bodyhacker

今日は朝から日当直です。

大学に来て論文を投稿してお昼前に手術室で働きました。

台風で朝から大雨のハズが17時現在強風なものの雨は一滴も降ってきていません。

とはいえ救急外来を訪れる患者さんは大分少なそうです。

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NX-521236号

NASAの無人土星探索機 Cassini (カッシーニ)が20年の任務の最後のミッションである「グランドフィナーレ」を2017/9/14の午前5時前(カルフォルニア時間)に終えたそうです。”Cassini is now part of the planet it studied”つまり土星の大気圏に突入して燃え尽きたのだそうです。

 

「グランドフィナーレ」の最後の最後までCassiniはdataを送り続けたいたそうで最後の写真がこれです。

 

 

この話を見聞きしてちょっとセンチメンタルになって,連載漫画のエピソードを思い出しました。

山下和美さんの連載に「不思議な少年」というシリーズがあります。

時間と空間を自由に行ききできる「不思議な少年」が登場するそれぞれ独立なエピソード集で単行本は現在9巻まで出版されています。

その第6巻の冒頭のエピソードは「NX-521236号」です。

 

時はAD2100年です。

人類は太陽系外惑星のテラフォーミングというプロジェクトに着手します。1000年もかかる長期プロジェクトです。 地球から1000光年離れた第二七惑星系の三つの惑星を人類が居住できる環境に作り変えるというのがテラフォーミングプロジェクトです。 その担い手は100万体の人型NX型ロボットです。 その中の一体がNX-521236号です。ロボット開発担当のサンドラはNX-521236号だけを特別な仕様としたという設定になっています。つまりNX-521236号だけは仲間と交信をして,解析して地球に結果を送り届ける任務のため壊れない仕様にしたというのです。NX-521236号はその証としてサンドラから宇宙船の乗り込み前に毛糸の帽子を出発に前に被せされたのです。 そして1000年経ってAD3100年テラフォーミングというプロジェクトは完成します。NX型ロボットはそれまでに自らの任務を完遂するタメに自爆したり壊れたりしてとうとうNX-521236号一体だけが残りました。NX-521236号の任務は完了という訳です。この時点でNX-521236号は自爆する仕様となっています。

ここでNX-521236号に声が聞こえます。 1000年前にサンドラが彼に向けた言葉が今聞こえているのです。

「NX-521236号 521236 聞こえる? 私よサンドラよ 聞こえる?」

「サンドラ サンドラ僕だよ。 聞こえるよサンドラ!!」

「今地球はあなたたちが旅立った直後の西暦2100年。

このメッセージが1000光年の先のあなたの元に届くのは西暦3100年 ちょうどテラフォーミングが完成した頃ね

よく頑張りましたNX-521236 ご褒美をあげたいけど このメッセージが届く頃には私はとうに「壊れている」わ…

でも私は満足よ 人類の未来に貢献できたんですもの

私はあなたを誇りにおもうわ じゃあね」

その後「不思議な少年」の介入である出来事が起こります。 御自分で読んでください。

とても感動的なエピソードで「不思議な少年」でベスト5には入るエピソードです。

よく頑張りました ご褒美をあげたい といってくれる人がいたらいいなと思いますが言ってほしい人はもう死んじゃったし。

ぼくはコミックス版とKindle版の両方を持っています。

不思議な少年(6) (モーニングコミックス)

 

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論文の作業に結構長い期間かかっていて更新をさぼっていました。

いろいろ一段落つきました。

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査読の山 今年読んだ論文です

研究医養成コースコンソーシアム合宿

全国の医科大学・医科大学で研究を指向する学生の為のコースが開設されています。

さまざまな名前で呼ばれますが職場では,これらのコースを「研究マインド養成プログラム」「研究医養成コース」と名付けられていて結構多数の学生が参加しています。

 

先週の土曜日と日曜日(9/9-9/10)に関西地区の5大学のこれらコースの学生と教員で研究医養成コースコンソーシアム合宿(一泊二日)が大阪の南港の研修施設で開かれました。

学生さんは1回生から6回生まで全部で34名!!。これに各大学の教員とサポートの事務方さんが参加。

今回で5回目でぼくは前回から参加しています。

研究室に研究医養成コースの学生さんを預かっているので父兄としての参加です

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今回からポスター発表で研究成果を発表するという試みもはじまり16演題のポスター発表がありました。皆さんなかなかで某学会のポスター発表より面白かったです。

パワポ一枚をつかった学生さんの自己紹介を聞いていると皆いろんな考えを抱いて研究医のコースに参加していることがわかりました。

 

夕食も学生さんのテーブルに教員が1人か2人はいって一時間半ほどゆっくりと摂りました。二日目のワークショップのテーマが「研究留学」だったので自分の体験などをお話しました。

 

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実はぼくは今回は初日だけで帰ったのでワークショップの結果はよく解っていません。どうだったのでしょうか。

まだ研究室を決めていない人は色々と廻ってみてえいやっと決めたらよいと思います。

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「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか」

昨日は日当直でした。

夕ご飯は一緒に当直をしている先生方と食べるのですがその折りに岩井俊二さんのあの「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか」の話題を振ってみました。

二人ともまだ「観たことがない」ということだったので推薦しておきました。

 

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか」がアニメ化されて8/18に公開ということで書店にはノベライズされたものが文庫本として出ています。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

「少年たちは花火を横から見たかった」

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? (角川文庫) 少年たちは花火を横から見たかった (角川文庫)

早速二冊とも読んでTVドラマ版の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか」も見なおして体制を整えたところです。

「SWITCH Vol.35 No.8 ヒロインに恋して『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』」 「キネマ旬報 2017年8月下旬号 No.1754」

SWITCH Vol.35 No.8 ヒロインに恋して『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 キネマ旬報 2017年8月下旬号 No.1754

TVドラマ版の放送は1993年の8月19日だったそうですから23年前の事だったのですね。

ところで打ち上げ花火って横から見るとホントは平たく見えるって知っていましたか?


もう,こういうのうんざりなんだよ

東京大学の科学者の研究上の不正についての報道がありました。

論文不正を認定…分子生物研、5本で図表捏造 (毎日新聞の報道

東京大学からも発表がありました。

ぼくはこの専門分野の研究者でなく当該研究者を個人的にも知らないのでこの問題については今まで興味をもっていませんでした。

今回の報道をきっかけにネットで少し調べてみました。

東京大学からの発表を受けて雑誌Natureもこの問題を報道しています。

“University says prominent Japanese cell biologist committed misconduct”

この報道は随分と詳しくかなり中立的な立場に立っています。

雑誌Scienceもかなり以前からこの問題を取り上げてきました。

University of Tokyo probe says chromosome team doctored images (2017/08) 

University of Tokyo scientist hit by anonymous allegations fights back (2017/06) 

University of Tokyo to investigate data manipulation charges against six prominent research groups (2016/09)

 

この問題についての匿名ブログ渡邊氏によるdefenceにもリンクをはって国内の様々な主張を紹介しています

 

医学部での問題も結構大変は話だったのですね。(参照1, 参照2)

 

“University says prominent Japanese cell biologist committed misconduct”の記事の中でこの分野の研究者の談話としてMITのホワイトヘッド研究所Iain Cheesemanさんがこのようなコメントをしてました。

Watanabe is a giant of science with incredibly impressive discoveries,

These are discoveries that have been validated, repeated, built on, and continue to be central to our understanding of cell division.

そこなんですよ。

当該分野である意味「揺るぎない研究結果」を発表していた研究者の論文に今さらこんな不正がといわれてもぼくらは困るのですよ。

こういうのってどう考えたらいいのでしょうか。

 

と思ってGoogle Schalorで調べてみるとこんな結果です。

h-indexは70位でしょうか。h-indexが70位の研究者にしては被引用回数1000回越えの様な論文はないのですけど…

 

Iain Cheesemanさんはこんな連ツイもしています。

これなんかみると左はアウトというか眼で見て明らかにおかしなバンドですが右は何か別にいいのではないかというか,なんで元の奴をそのまま使わなかったのか,なんであれじゃダメだと思ったのかよく解りません。

 

今回の一連の成り行きをみて思った事は,何が不正なのか自分でも解らなくなったこということです。 渡邊氏の件が不正なら医学部の件でも問題なしとは言えないと思うし…

いろんな観点がありますがぼくにとって大きな問題は加藤さんの時と同じで「やる気をそがれた」ということにつきます。

ホント困りますこういうの。

 


「MAY」

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか」 の他に斉藤由貴問題も振ってみました。二人ともデビューしたばかりの斉藤さんを知らないので,これは話にならんなという感じをぼくは持ちました。

ぼくはずっと応援してます。

すこし前に金剛山からの帰りに某登山会メンバーに「先生は誰が好きのですか」と聞かれて「斉藤由貴」と答えたくらいに好きです。

家内も知っていてTVに出るとわざわざ呼びに来て冷やかされます。

ちなみに「MAY」が一番好きです。

 

土曜日からマイリトル音楽祭で「斉藤由貴」をかけながら仕事していました。

これいいですよ。


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