“Diagnosis”

On 2020/2/3 月曜日, in Thus Spoke Dr. Hypoxia, by bodyhacker

昨日は日当直でした。

看護師さんってホント言いたい放題外科医を腐しますね。


Lisa Sandersという医師がいます。

New York Timesに”Think Like a Doctor“という連載をしていたことがあり現在は”Diagnosis“という連載を継続しています。

Diagnosis“のランニングタイトルにはDr. Lisa Sanders on hard-to-solve medical mysteriesとあってつまり複雑な病態を持っていて診断が容易につかない患者さんを巡る物語です。

これらをまとめた”Every Patient Tells a Story: Medical Mysteries and the Art of Diagnosis” や”Diagnosis: Solving the Most Baffling Medical Mysteries” などの著作もありますし、House M.D.のモデルと目されている人物です。

連載の方も面白いし本も面白いです。

 

このSanders氏がNetflixで””Diagnosis“”という番組に出演しています。 Weiredの記事を読んで昨日の日当直の間で半分くらいを視聴しました。

Weiredの記事は日本語にも翻訳されていました。

この番組では一種のクラウドソーシングで症状を追及していきます。

すごく興味深いのはアウトソースの先は医者とか研究者だけではありません。一般市民もネットでいろんな意見を投稿してきます。場合に寄ってはビデオをチャットもします。 この過程で患者またはその家族は自分らと同じ症状で苦しんでいるまたその苦しみから解放された人たちと交流をしたりまた外国の専門医たちからのアドバイスを受けてアメリカからイタリアに旅行して確定診断のための検査を受けたりします。

こういうあり方ってこれから勃興してくるかもしれません。

難病を診断するプロセスをみてお勉強する目的の番組ではありません。これからの医療やヘルスケアを考える番組です。たぶんやっぱりアメリカの医療制度って最低と思うかも知れません。

ネットには正確な情報をもたらす人だけが生息している訳ではありません。 よかれと思ってガセネタを流す人もいるし場合によっては悪意を持っている人もいるかもしれません。 今回の2019nConVでも医者でもないまた医者でも感染症の専門医でない人たちが聞きかじりのいろんな情報をつぶやきます。

 

現在7つのエピソードがあります。 これだけみるだけでも一ヶ月分の料金を払う価値があると思います。

契約してついでに”2人のローマ教皇“もみてから解約してください。


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先日すこしキチンと働いたら風邪を引いてしまい肺もすこしやられました。風邪に抗生剤は効かないというキャンペーンもあるのですが多分今回のぼくの場合はある時点から服用していればもう少し早くに症状が寛解したのではないかとは思っています。


大学院講講座第792講

職場の大学院講座として、京大メディカルイノベーションセンターの中村英二郎先生のセミナーが予定されています。 英二郎先生は昨年末にノーベル賞を受賞されたWilliam G Kaelin Jr先生のラボに留され、現在は京大で創薬研究に挑んでおられます。

日時:1月17日(金) 17:30より

場所:関西医科大学 (京阪枚方市駅徒歩5分) 4階カンファレンスD

タイトル:Oxygen sensing mechanismの解明と新規治療薬開発

講師:京都大学大学院医学研究科メディカルイノベーションセンター DSKプロジェクト 特定准教授 中村英二郎先生

要旨) 2019 年のノーベル生理学・医学賞は「Oxygen sensing mechanism」を明らかにした3人の研究者、Dr. William G. Kaelin Jr., Dr. Peter J. Ratcliffe, Dr. Gregg L. Semenzaに贈られた。1990年代初頭のHIF-1同定から始まった低酸素応答機構解明に対して日本人を含めた多くの研究者の叡智が注ぎ込まれた結果として腎性貧血、腎細胞癌治療薬が開発された。本講演にて同機構解明の臨床的意義に関して解説を行う。

 

英二郎先生はKaelin氏のlabに二回も留学した筋金入りです。 Kaelin氏の研究室ではHIF-2 specificの阻害薬などの開発に成功しています。興味深いセミナーになると思います。

大学院生向けの講義ですが学外の皆さんも含めてどなたにでも参加していただけます。 4階エリアへのアクセスに困難のある場合は守衛さんにご相談ください。 今回は薬理学の中邨智之先生がホストです。 事前に連絡頂ければ対策を講じることもできます。

この大学院講座ですけど秋にはSemenza氏もこの枠組みでセミナーしてもらいました。


仕事の遅れを取り戻そうと研究室にやって来ました。 某案件に3時間はかかるだろう、それが終われば今日は撤収と思っていたら30分で仕事が終わってしまいました。


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低酸素トランスクリプトームメタ解析論文が査読論文誌にaccept

DBCLSの坊農秀雅さんと一緒に(といってもぼくは最期になって始めただけ)が査読論文として日の目を見ることになりました。

坊農さんのブログエントリーはここからどうぞ

 

bioRxivに Meta-analysis of hypoxic transcriptomes from public databases として寄託してた論文です。

accepted manuscriptと同等のものを今でもお読みいただけます。

 

坊農さんもいっているように公共DBのデータのメタ解析が査読論文誌に掲載されるという事もぼくらの狙いでした。

まともな論文ならRNA-Seqなどのdataは公共DBのにdepositされていて単独での再解析と今回のようなメタアナリシスが可能となるのです。

Westernや染色の画像をいじって論文を通したという次元とはまったく異なる訳です。全部「透明」ですから。

例えばPeerJとかも解析の準一次dataは論文投稿時にdepositすることが求められますしこういった流れはぼくにとってはまったく問題はありません。 論文で提示できるdata量に制限がある論文よりいくらでもdataをつぎ込める論文の方が望ましいのは明白だと思います。

 

近年bioRxivなどにdepositされた論文がそのまま流通するするようになってきていてならば「査読誌に発表する意味ってあるのか問題」がでてきている訳です。

将来的にどう流れていくか解らないしどうせbioRxivに投稿する所まで完成しているのなら査読誌に通しておこうということでいいのではとは思っています。 どんな雑誌でもいい訳ですがやはり皆が名前は知っている雑誌とかを中心に選択することいなるのですが近年創刊される雑誌も増えているので選択に少しは迷いますよね。 ぼくの場合はいわゆるimpact factorはそんなに気にせずにとにかく読んでもらって引用してもらいたいという視点で雑誌を選んでいます。論文通すのにかかる諸々の負担のコスパ()ってありますよね。 結果としてここ数年は500回/年の被引用回数で落ち着いているのでまあそれでいいかと。

 

 

 


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